2017年7月3日月曜日

ノマドだなあ

新しいファブレットを持って、少しブラブラしてみた。

極薄のキーボードとセットにすると、かなりコンパクトなノマドグッズになる。
やはりこのキーボードだと打ちにくいし、ファブレットのほうも表示行数が少ないのであまり仕事ははかどらない。けれど、ソフトウェアキーボードで打っているよりは速い。

ほんの少し大きい7インチのタブレットにちゃんと押下できる折りたたみキーボードを組み合わせるだけで仕事効率はぐっと上がる。
でもやっぱAndroidだから、そんなに複雑なことはできない。本格的にやろうとするとやっぱりPCである。

たとえばこのように、同じキーボードに8インチWindowsタブレットの組み合わせにすると、何と言ってもPCだからぐっと作業効率は上がる。ほんの少しだけバッグが大きくなるものの、十分にまだ小さい。
でもWordの複雑な文書などになってくるとWordMobileではちょっと無理がある。

でまあ、ノマド用の目下最強のものがこのレッツノート。10インチだから小さめだとは思うけれど、これでほぼストレスなしに仕事ができる。さすがに56歳には字が小さすぎてキツイのでディスプレイ解像度は1ランク粗くしてあるし、表示フォントにも工夫をして見やすくしているけどね。バッグはさらに大きめにはなるものの、かさばるというようなものではない。

そしてデスクトップ環境はデュアルモニタなので、仕事効率は倍加する。自宅にいる限り、この環境が最善だ。2階のPC部屋がこの環境で、1階のリビングにレッツノートが常備であるので、どちらでも仕事はできる。

とまあ、こんなふうにPCやらタブレットやらスマホやらをあれこれ買ってきて、ほぼどこにいても(今や上根来ですらも)仕事ができるようになったのは大きい。
電車のように安定した乗り物の中ではレッツノートを使う。
バスのように揺れが大きい場合はタブレットに切り替える。ソフトウェアキーボード入力だからハードウェアキーボードに比べれば遅いが、慣れてくるとそれなりのスピードで打てる。高速バスで伊丹空港までの3時間ずっと打ち続けて10件くらい添削したこともある。今後はファブレットもこの役目ができる。
さらにこういうまとまった移動時間だけでなく、隙間時間が全部生産の時間になる。食事の待ち時間や合間、駅のホーム、乗り継ぎの待ち時間、待ち合わせ時間にちょっとだけ早く着いたとき、出先で歩いていて信号待ちの時間、全部がちょっとずつ生産時間になる。

私は社会人になったのは1985年だから32年前だが、当時はPCといえばフロッピー(それも5インチ)で動くPC-9801Fが会社に1台だけ、そしてワープロ専用機がこれも会社に1台だけだった。ワープロといってもフローッピー駆動で、変換は文節変換だけだった。だから「本」「調査は」「福井県」「小浜市に」「おいて」「行う」「ものである」と変換していかないといけなくて、そのたびに「カッコン」といってフロッピーの辞書から変換候補を読み取っていた。辞書の学習機能なんかないから、何回目の変換で正解が出るかがいつも決まっていて、その数だけ変換キーを連打して「カッコン、カッコン、カッコン、カッコン…」と辞書を読むのを聞きながら次の文章を考えるということをやっていた。今では自分でも信じられないような作業だ。
ワープロの前に座ってレポートを考えていると怒られたりもした。レポートを考えるのは机の上で罫紙に書いて行うもので、ワープロ打ちは原稿を見ながら打ち込む「清書」だから、そんなルーチンワークを技術職がやっちゃいけない、経費の無駄だというわけである。そう、そんな時代だった。時間がたっぷりあったのだ。

そう考えると、今は時間の単価がものすごく上がったように思う。単位時間あたりの生産量が上がったのもあるけれど、以前なら生産しようがなかった隙間時間が全部生産時間になったので、1日あたりの生産量がすごく増えたのだ。隙間時間を生産に使えなかった時代とは比べ物にならないと思う。
おかげで弛緩する時間も増えたように思う。フロの中で本を読んだりテレビを見たり(私の場合それが電子ブックとAbemaTVなのだけれど^^;)、散歩をしたり、ヒルネをしたり。生産効率が上がればこそだと思う。
だから時間あたりの生産量をアップできると思うようなツール類・ガジェット類は遠慮せず買っている。まあ趣味半分だけど。時々自分で自分の持ち物に「こんなに買っちゃったのか」とボーゼンとするけれど。

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