ということで、久高島(斎場御嶽から見える島。琉球民族が最初に降り立ったと言われ、またニライカナイ(浄土)につながっているとされた島)に行ってみようと思った。
だけど一人で行っても何もわからないから、ガイドさんを予約していた。
という話を昨夜の懇親会でしたら、一緒に行くとてってぃ&ゆんたのW比嘉が申し出てくれたので、今日はてってぃ号で一緒に行った。
安座真港(沖縄本島の南東の港)から久高島まで15分。この船で行くのだが、平日のこととて、あんな小さな島に誰が行くんだろうと思っていたら、以外にもほぼ満員。
こんなに近いのに、やはりリーフから一歩外に出れば太平洋のうねりがやってきて、揺れる揺れる。去年波照間にいった時よりよほど揺れた。
久高島でガイドの内間さんと合流。なんというか、ヒゲ親父同士というか…^^;
舗装のない道がアダン生い茂る間をまっすぐ海まで続いている。いやーなんだこれは。
道の横でガジュマルが思うさま育っている。いやー、なんとも。
あそこまでがリーフ、あそこから外海という境界がくっきり見える海。ここで何時間も過ごす人がいるらしいが、さもあらん。
ビーチを少し散策。いろんな生き物でにぎやかな浜でした。
なんだか高い木に実が成っているなと思ったらアダンである。こんな背の高いアダンは初めて見た。
モンパ。椎名誠さんが「モンパの木下は気持ちがいい」と本に書いておられたので、一度実体験したいと思っている。
集落の中の拝所。新しく、戸はアルミサッシなのだが、その中には脈々と受け継がれてきた、様々なものがあふれており、そして何より集落の中の一等地に贅沢に土地を使ってこういったものが建てられ、そして綺麗に保たれ、そして古ぼけずに新しく更新されていることに感動した。
何よりこんなに大事なところなのに鍵ひとつかかっていないことに感動した。
内間さん、ありがとうございました。また来たいと思います。
港の近くで遅い昼食のすば。ダシの効いたうまい沖縄そばだった。
安座真に戻り、那覇市内を目指す。ニライカナイ橋から見る青い海と青い空。たぶん初めてである。^o^;
青い海の向こうに久高島が見えた。ニライカナイ橋からニライカナイの方向を見ているのだなあと思ったら、突然智越さんのことを思い出した。
ああそうか、智越さんはあっちに居るんだ。
ああそうか、彼だけじゃないな。私を可愛がってくれた祖母も、枯れるように逝った祖父も、突然いなくなった同級生も、死なせてしまった我が家の犬も、飛ぶことができないまま死んでしまった我が家のインコも、みんなあっちに居るんだ。
いや、海と空の間なんだから、きっとあそこに居るんだ。
なあんだ、どこに行ったのかと思っていたけどあそこに居るんじゃないか。
あそこの名前がニライカナイだか極楽浄土だか天国だか知らないが、とにかくみんなあそこに居るんだ。
そうか、信仰ってこういうものなのかもしれないな。
ニライカナイの方角に実際に島があるということはすごいことなんだな。
5時半からホテルの隣の大黒屋に移動して、添削なんだか飲み会なんだかわからない状態に突入し、やがて本格的に飲み会になり、5時間後にお開きとなりましたとさ。
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