8時半すぎにのそのそと起きてみると、女房だけが起きていた。息子も両親もまだ寝ているようだ。娘は仕事で年末年始は帰省しない。
なにはともあれ雑煮を食う。我が家の雑煮は丸餅を味噌で煮ただけの至ってシンプルなもので、若狭地方はこのスタイル。地域や家によってはこの上に花鰹や黒砂糖を乗せたりするが、具は何も入れない。味噌は合わせ味噌である。
これが雑煮というものだとずっと思っていたから、東京の焼いた角餅をすまし汁に入れて、あれやこれやと具を入れた雑煮を見たときは、これは何という食い物だろうかと思ったものだ。
ともあれ雑煮を食って朝風呂に入る。
年賀状が来ていた。こちらからは一通も出してはいない。年賀状と決別しようと思ってもう数年、さすがに出していただいた方に音沙汰なしというのは申し訳ないので、お返しに出してはいる。それもメアドが分かる人には可能な限りメールでのみ賀状を出し、メールで失礼する旨伝えてあるのだが、それでもあくまでハガキで来る人もいる。何とか紙の年賀状を出すのは10通くらいにとどめたいが…
10時過ぎにコーヒー豆を買いに外出。年末にエスプレッソマシンを買って、やっぱり挽きたて豆はうまいわいと喜んで飲んでいたら、わずか4日で豆がなくなってしまったのだ。こりゃあランニングコストも馬鹿にならないか?
午後は年末に終わらなかった事務整理をしたり昼寝をしたりしてゆっくり過ごし、夜は親戚とたっぷり飲み食いしたあげく、酔って寝てしまった。
夜更けに目覚めて風呂に入り、今更ながらに年明け早々に「二次試験合格法」の締切があることを思い出して少々焦る。
初詣に行くでもなし、今年の誓いをたてるでもなし、何とも締まらない元旦であったが、すでに4月は予定がほぼびっしりで、今年も旅の多い年になりそうである。
年相応にマイペースでやりたいなあと思いつつ、思いついたら実行したくなる上に欲張りなのでついつい限界いっぱいの行程を組んでしまうから、結局今年も落ち着かない1年になるんだろうなという予感はある。
両親は一日でも長く健在でいてほしいと願う年になったし、娘は今年結婚の予定である。家族みんな無事にこの一年を過ごせますように。
0 件のコメント:
コメントを投稿