建コン協会のメルマガ(RCCM & CPD informationの3月号)には、以下のように書いてある。
━【1】インフォメーション━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎平成24年度RCCM資格試験合格発表
平成24年度のRCCM資格試験は、平成24年11月11日(
本年度の受験者数は6,491人、合格者は1,014人、
なお、本年度は、いずれの問題についても配点の50%
合格者の受験番号は協会HPに掲示しています。
ふうん。もうはっきりと問題3で落ちてるんじゃないか。30%しか50点取れなかったんだから。
その次のボトルネックが問題2というのも時代の変化というか。以前はこれで80点確実に取れたんだけど。これはやっぱり白書引用問題がネックなのかな。
ちなみに問題3は次のようなものだ。
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下記の(1)から(3)までの3問の中から1問を選択し、①及び②について、1600字以内で記述しなさい。解答用紙への記述にあたっては、必ず選択した問題の番号を解答用紙の( )内に記入しなさい。
(1)建設コンサルタントが堅持すべき倫理及びコンプライアンス
① 建設コンサルタントが堅持すべき企業倫理及びコンプライアンス、技術者倫理及びコンプライアンス並びに社会貢献には、広い意味で具体的にどのようなものが含まれるのか、あなたの意見を述べなさい。
② 業務を実施する上で想定される倫理及びコンプライアンスに関する具体的な課題を3つ示し、その内の1つの課題についてどのように対応すべきか、あなたの意見を述べなさい。
(2)建設コンサルタント業務における成果品の品質向上に向けた取組み
① 技術者個人として、品質向上に向けた取組みについて、あなたの意見を述べなさい。
② 会社・組織として、重点的に取組むべき施策について、あなたの意見を述べなさい。
(3)PFI(「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」に基づく事業方式)
① PFI について、従来の公共事業方式との違い、民営化との違いについて述べなさい。
② PFI 導入により期待される効果について述べなさい。
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ついでに、私が書籍で「準備しておくといいですよ」と言っていたのが下記。
①プロポーザル・総合評価落札方式
②品質確保・業務評定
③公共事業評価・政策評価
④職業倫理
⑤アカウンタビリティ
⑥コスト構造改革・構造改善
別に当たったのどうのというわけではないが、②と④が出題されたことになる。ただし過去問題と異なる問題内容なので、答案丸暗記だと無理だったろうなあ。
率直に書いてしまうけれど、問題3はこの3問からの選択で50点得点できた人が30%というのはかなり意外だ。(1)の倫理・コンプライアンスはRCCM倫理規定や建コン倫理綱領などを知っていないと書けることが少ないかもしれないけれど、(2)の品質などはアドリブでもそこそこ書けるだろうになあ。
逆に意外だったのは問題1(経験論文)と問題4で50点取れている人が80%もいたこと。ここは鬼門じゃなかったんだ…
ということで、25年度は問題3対策にウェイトを置くことになりそうだ。
ともかく、こうして合格発表があると「次年度へ」、次のステージへという感じがして、こちらも引き締まってくる。
技術士試験同様にあなたの意見がほしかったのでは。今まで、定性な回答でよかったものが、本の羅列のみならず、自分の意見が必要となったことが、低合格率になったと思います。
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