「へぇ」と思う人もあるかもしれないし、「いや、あれは好きなんでもんじゃないだろう」という人もいるだろう。後者は私の大学時代の同級生、あるいは近所の面々であろう。
なぜこんな話をいきなり始めるかというと、最近になって阿佐田哲也の本にハマってしまっているからだ。私は比較的本をたくさん買うほうだと思うが、とにかく偏りがちで、気に入った作家があると片っ端から買ってしまう。日本の作家では小松左京や椎名誠あたりがそうなのだが、去年の口頭試験セミナーツアーのおり、ふとブックオフで「麻雀放浪記」が目に入り、これってマンガの「哲也」の原作なんだよな、と思ってひょいと買ったのが運のつきだったようだ。
いやあ、久々にハマりましたね。読み終わってなお裁断・自炊してリーダーに入れて読み返しているというわけで。
さらにネットで他の本も買って、1月あたりに5冊ほど買い込んだばかりなのに、また先日文庫本4冊と、麻雀放浪記青春編のマンガ(「哲也」じゃない)4冊を買ってしまった。
これで合計10冊を超えたなあ。 |
この画風は好きだ。特にドサ健の表情がいい。 |
そもそも私が麻雀を覚えたのは中学2年のときだった。まあいろいろあって、私の部屋でテツマンしたりいろいろしてたなあ。で、大学に行ったときからはもう糸の切れた凧状態で、私の下宿部屋は麻雀の神様だか悪魔だかがとりついた部屋なんて呼ばれてたもんだ。
ある時なんざ部屋の中で麻雀してて、ふと見たら部屋の中に10人ほどいて(麻雀してるのは4人。後は飲んだり談笑したり)、そのうち半分ほどは知らないやつだったということがあった。
また徹夜でレポートを提出して帰宅し、押入れで寝ていたら(その頃は押入れに布団を敷いて寝ていた^o^;)、ジャラジャラいう音で目が覚めて、見ると私の部屋にいつの間にか4人が勝手に入ってきて勝手に麻雀していた。
「何してんねん」
「麻雀」
「いや、そういうことじゃなくて、ここ俺の部屋やねんけど」
「あーすまんすまん。2抜けするから入りな」
「いや、そういうことじゃなくて」
「入らんのやったら寝てたら?」
「そやな。って違うやろ!」
というアホな会話をしていた。
アホなDNAは悲しいことに息子に受け継がれてしまったようで、彼も麻雀が好きなようだ。
彼が中学1年のときに麻雀を覚えて、まあ血のなせる業かハマってしまったのだが、ある夜彼の部屋からゴリゴリと音がする。恐る恐るドアを開けると、彼はなんとサイコロを切って鉛を溶かし入れ、グラサイを作っていた。…って、今になって改めて考えると、それって中学1年生のやることかい!てゆうか、そういう方向で好きになってどないすんねん!という話ですね。
今の若い人は卓を囲まなくなりましたね。
返信削除小職も雀鬼と言われましたが、今は昔となりましたね。
中坊でグラサイって。。。
返信削除写真の書籍、家にもあるのがありますね。
漫画のほうは連載の時からはまってましたね。
てーか、麻雀ネタのときだけコメントしてるような気が。。。
みなさん好きですねえ。いずれSUKIYAKI塾麻雀大会でもやりますか。笑。
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