2017年8月2日水曜日

旅館でのんびり

今日から山陰路の旅である。
10時前小浜駅発の電車で出発し、敦賀から大阪までサンダーバード、大阪から倉吉まで「はくと」。1時間ほどの乗り継ぎも含めて、合計6時間半の旅である。
RCCMの添削を抱えているものの、技術士の時ほどしゃかりきになってやらないといけないほどの数ではない。100本ノックも早く作らないといけないが、まあこれもそれほど追い詰められているわけではない。
ということで、けっこうゆったりと時間を過ごした。この4日間バタバタしていたから骨休めだ。
しゃかりきになっていないとこんなものか、写真も撮らずに倉吉まで来てしまった。
倉吉駅は、倉吉市街からはバスで10分程度離れている。山陰線という単線無電化のノスタルジックな路線だと、駅周辺に広がるのはまず間違いなく旧市街というかいわゆる「中心市街地」なのだが、倉吉は生活臭がなく、大型量販店などもあって、郊外の様相。ところがバスで10分ほど行くと市街地に入り、白壁土蔵などがあって、昔からの市街地なんだなあとわかる。
調べてみると、今の倉吉駅から倉吉市街を通って中山間地のほうへ、山陰線のヒゲ線みたいにして「倉吉線」というのがあったらしい。9駅もあったというからヒゲ線というのはっ失礼かもしれないが、他の路線に連絡しているわけでもなく、全長20kmしかなかったというからヒゲ線に近い。ネットでみると、表定速度が20km/h以下とか、すごいことが書いてある。
でまあその倉吉線は廃線になって、倉吉市街から倉吉駅まではけっこうな距離がある状態になったのだが、クルマ社会だからさしたる不便もなかったのだろう。小浜線に乗ったことがほとんどない小浜市民がごろごろいるように、きっと倉吉市民もJRのお世話になることなど滅多にないのだろう。
…などと考えながら、駅前から路線バスに乗った。

バスもほぼ無人である。少し大回りしながら20分ほどかけて旅館の近くのバス停まで。
停留所で降りて5分ほど歩いて旅館到着。
そう、「旅館」なのである。今日はホテルではなく旅館に泊まる。倉吉にはコインランドリーのあるホテルがほとんどなく宿泊に不便なので、いつも鳥取市内に泊まって、セミナー当日の朝一番に倉吉まで来ていたのだが、なんとセミナー会場からそれほど遠くないところに、ランドリー付き・大浴場付き・平日料金で1泊2食8,000円以下という旅館を見つけたのだ。

部屋は6畳間でカウンターもあるのでPC仕事もできる。ユニットバスも付いている。
5時前に到着し、早速浴衣に着替えて着てきた服を洗濯し、合間に大浴場で明るいうちから風呂を楽しんだ。
夕食はビールも頼んで一人のんびりと。なかなか美味しい食事で、久々にご飯おかわり。
部屋に戻って布団を広げ、ビールの酔いのままにごろりと横になってタブレットで本を読んでいたら1時間ほどうたた寝してしまった。
こんな時間を過ごしてしまうともうグダグダである。それでも今日の添削ノルマはこなしたので、仕上げに部屋風呂(ユニットバスだが)にAbemaTV見ながらのんびり入って、風呂上がりにもう一度ビールを飲んで、早めの時間にすこーんと寝ることにした。
うーん、なかなかいい宿だ。畳に布団ってけっこう落ち着くよね。

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