2022年11月10日木曜日

山のグラデーション

明日からまた口頭試験セミナー旅に入っていくのだが、わがふるさとの風景は相も変わらず安定そのものである。

マリーナの桟橋にウミウが羽を乾かしている。写真を撮るが逃げない。

久須夜ヶ岳は下から上へとグラデーションのように色が変わっていく。山頂付近は常緑樹はほぼないので紅葉して色づいている。しかし海岸付近は常緑樹主体なので緑が濃いままである。
私はこの混じりまくった風景が好きなのだが、これはきっと、なぜこういう色合いになるのかを人に説明できるくらいに私が知っていて理解しているからなのだろうと思い当たった。
なぜかはわからないけれど山のグラデーションを美しいと思う人。
理由を科学的に説明できつつ、山のグラデーションを美しいと思う人。
私は後者になりたい。
これはきっと宮沢賢治の世界なのではないかと思う。
今月、花巻を訪れることにしている。ずっと気になっていて引っかかっていた宮沢賢治という人の土地を見てみたいと心から思ったのだ。

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