2018年3月27日火曜日

久々の野焼き

昨年からの懸案であった土笛の野焼きを敢行した。
昨年の9月15日に口名田公民館で作った土笛、10月に野焼きする予定が台風でだめになり、その後日程調整がとれないまま11月になって私が旅に出て、まさか冬にやるわけにもいかず、3月も週末予定がびっしりな中で、唯一3/21が実施可能日だったのであるが雨でパー、結局行事としてではなく、とにかく年度内に野焼きだけでも、ということになって、私と公民館職員さんで野焼きした。

作品を囲んでまずはたき火を作る。予想以上に作品が多く、面積を取る。うーん、うまくいくか…

徐々にたき火を作品のほうに寄せていく。この段階で粘土をこねるときに空気が入っている作品はバクハツする。

作品をモミガラで覆い、その上で盛大にたき火をする。本当はモミガラを一晩置いておくとキレイに焼き切れるのだが、今日は時間がないので、途中で掘り出した。案の定、まだ灰化が終わっていないのでほとんどの作品は黒くなってしまっている。

この黒いのは炭素なので、これをたき火で再び囲んで盛大に熱する。ここで十分に空気が供給されると炭素が二酸化炭素になって抜け、作品が土器の色になる。
野焼きで土器を焼くときは、バクハツしないようにするのと、この「焼き切り」が難しい。バクハツのほうは、できるだけ空気を入れないような作り方と、徐々に熱していくという方法で最小化できる(それでもかなり割れた)が、焼き切りのほうは今でもコツがしっかりわからない。

完成。いい色になったものもあるが、黒くなってしまった作品もある。ちなみに黒いものは再びたき火の中に入れてしっかり空気を送れば焼き切れる。

ともかく疲れた。今日は気温も20度以上になった中で、ずっと火のそばにいたので汗だくだし、全身燻製状態である。
帰宅してすぐ入浴。脱衣場で鏡をみたら、顔が真っ赤である。火のそばで熱かったからなあ。ちょっとした低温やけどだ。
たっぷり汗をかいた1日のあとに、ゆっくり風呂に入って、ああ公民館からお礼だといってビールをもらったなあと思い出した。これが運の尽き、風呂上がりに夕食ついでに2缶飲んだらぐっすり寝てしまった。^o^;

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