慌てて新規掲示板を立ち上げたものの、盛り上がっている真っ最中に掲示板が消滅という事態、また書き込んでくれるようになるか…ToT
それはそれとして、今日は「お水送り」である。奈良・東大寺の二月堂で行われる「お水取り」とセットになっている伝統行事で、752年に東大寺二月堂が建立された際、全国の神々が招かれた「修二会(しゅにえ)」に、若狭の遠敷明神だけが漁に夢中になって遅刻し、おわびに清水を送ると約束したとの故事にちなむ。
下根来での山八神事に始まり、神宮司での一連の神事のあと、たいまつ行列で鵜の瀬に向かい、お香水を流す。
今年はふくい技術士の会の皆さんと参加し、本堂前に上がらせていただいて、はるか昔から続く神事を堪能させていただいた。
5時半ごろ、神宮司境内。まだ明るく、ちらほら人が集まり始めた。この寺は714年創建の古刹で、遠敷彦姫神社を迎え、神仏混淆の寺として栄えた。今も本堂にはご本尊とご神体があって、山門や本堂にはしめ縄が飾られる。
大護摩にお松明から点火されで燃え上がる。それを修験者が取り囲み般若心経を唱える。夜の闇の中に燃え上がる炎、響く般若心経、肌を刺す冷気、他では味わえない非日常の最たる光景である。
やがて大護摩から大松明・中松明・手松明へと点火して、1.8km先の鵜の瀬まで松明行列が続く。これがまた圧巻である。特に今年は滅多にない良い天気で、さらに行列の先に満月に近い月が山の上に出て、カメラ愛好家にはたまらないシチュエーションだったようだ。
終了後、「秀」で冷えた体を熱燗で温めた。最初からがんがん日本酒を飲んでいたので、かなり酔ってしまい、帰宅後は風呂にも入らず寝てしまった。
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