2017年12月21日木曜日

我がボールペン遍歴

かれこれもう30年近く、自分の好みのボールペンを探し続けてきた。
20代のころはボールペン自体をあまり使うことがなかった。
学生時代はなけなしの金をはたいてロットリングの製図ペンとユニの色鉛筆を買った。
やがて就職すると、仕事ではもっぱらシャーペンを使うので、ステッドラーなどの製図用シャーペンにあこがれた。
20代の終わりごろシステムノートを使い始めて、それに合わせる筆記用具を少ない小遣いをやりくりして買い始めた。万年筆はモンブランが手が出なかったので、フォルムが似ているパイロットを買った。でも一番頻繁に使ったのはボールペンだった。
油性ボールペンはカスレとボテに悩まされつつ、確かゼブラだと思ったが、1.0mmのぬらぬらとインクが滑るペンを愛用した。確か2,000円ほどだったが、それすらもなけなしの小遣いの中から、清水の舞台から飛び降りる思いで買ったものだった。
やがてゲルインクに魅せられ、もう名前も忘れてしまったが、多色ペンをやたら買った。
そしてもう5年にもなるだろうか、三菱のジェットストリームと出会い、それからはこれ一本槍である。いろんなボールペンを探し回るのもやめてしまった。
ちょうど同じころ、7インチタブレットにペンホルダー付きのカバーをつけて、B6~A5サイズのメモ帳にメモするという添削スタイルだったので、このペンホルダーに入る細身の多色ペンを探していて、ジェットストリームの回転式の3色ペンを大人買いした。
そして1ランク上の1本2,000円以上するジェットストリームが出ると、早速これを買って、嬉々として使っていた。3年ほど前かなあ。
そしてリフィル(ボールペンの替え芯)には型式があって、ジェットストリームの高級タイプの金属芯のものは、極細のハイテックやらゼブラの伸び縮みする極小ペンやら、さらにはステッドラーのアバンギャルドなどにも使えることがわかって、いろんなボールペンを買っては持ち歩くに至った。ちなみに今年のセミナーツアーではステッドラーのアバンギャルドのちょっと細身のコンパクトタイプを使っていた。

で、前振りが長くなったが、このたびラミーを買っちゃいました。欲しかったのだけれど、なにせ1本1万円以上するのでためらっていたのだが、Amazonで5,000円台で売っていたので買っちゃいました。半値だけれど、それでもボールペン1本に5,000円ってどうよ。
でもまあアバンギャルドとか買うようになって、セミナーツアーなんかで持ち歩く、年相応と言っては語弊があるけれど、初老の男がジャケットから出しても安っぽくないボールペンという用途としては、2,000円とか3,000円は妥当あるいはコスパよしのゾーンに入ってくるのですよ。
その点から見れば5,000円はちょっと高いけれど、これでもう我がボールペン遍歴も一段落かなあと思うのです。

2 件のコメント:

  1. クレヨンしんのすけ2017年12月22日 1:11

    LAMY2000に使えるジェットストリームの替え芯が,緑色だけないんですよね f^^;
    緑はZEBRAを使っていますが,ジェットストリームに比べると,ちょっと引っかかりがあって気になります。。。
    お勧めの緑色をご存知ありませんか?

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  2. コメント早っ!
    これから使い始めるのでなんともいえませんが、まあやっぱり4Cだからゼブラのエマルジョンインクかなあ。

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