2017年12月2日土曜日

まだら模様の山

1ヶ月以上上根来に行っていないので、様子を見に行ってきた。

10月に作ったしがら組みは、竹の色もあせてきて風景になじんでいる。10段しっかり編み込み、高さも均一になるように考えて作った(6年目になって慣れてきたということだな)ので、柵らしい見栄えになった。

秋の台風でずっと濁っていた遠敷川も、冷たそうに清んでいる。

オープン2年目に入った助太郎。木の葉も落ちて、上根来はひっそりと冬を迎えようとしている。

与左衛門(ゲストハウス)も冬囲い済み。このところ、ずっと冬囲いはあこちゃんにお任せ状態だ。申し訳ない。

与左衛門の居間。実は先週、クリスがここで1泊している。一人で過ごすのかと思っていたが、あこちゃんたちが若杯者プロジェクトの酒しぼりに誘ってくれて、そのイキオイで大勢やってきて楽しく過ごし、真夜中なのにドラム缶風呂まで楽しんだらしい。よかったよかった。

帰路、忠野のあたりの風景。紅葉は終わりかけているが、こういうまだら模様の紅葉もまた小浜の風景だ。

小浜あたりの自然植生はシイやカシなどの常緑樹だから紅葉しないのだが、伐採後の二次林はクリやコナラ、ヤマザクラなどの落葉樹が生えるので紅葉する。その間に谷筋を中心に杉や檜の植林の緑が入り込み、また尾根筋を中心にこれも二次林のアカマツの緑が散らばる。そして中低木層にツバキなどの常緑樹が混じる。結果、まだら模様になる。小浜の里山ならではの晩秋から初冬の風景である。ちなみにこの紅葉している部分が新緑の季節には萌葱色になって、常緑樹の濃い緑とまだら模様を作る。

早めに帰宅して、夕方にかけて、合間に夕飯の支度を挟みながらSkype模擬面接3人。
さらに夕飯を食べてからSkype模擬面接4人。
バタバタと小浜での2日間が過ぎたのでありました。

3 件のコメント:

  1. 多摩ちゃん2017年12月3日 10:38

    植生の解説ありがとうございました。勉強になります。

    返信削除
  2. 多摩ちゃんの現場はもっと緑なのでは?

    返信削除
    返信
    1. 多摩ちゃん2017年12月3日 22:56

      そうですね、シイ・カシ、スギ・ヒノキの人工林で、林の7割程度を占めます。

      削除