2017年9月11日月曜日

山とラーメン

いよいよ涼しくなってきた。他の用事もあって午後は上根来で仕事をしていたが、25度くらいだったんじゃないかな。すごく快適に仕事が進んだ。
IT系の会社で、SEをこういうド田舎に放り込んで仕事をさせるという話を聞いたことがあるが、都会のホテルかどこかでカンヅメになるよりずっといいなあと思った。

小腹がすいたので、「金ちゃんヌードル」を食った。私はカップ麺の中でもこれがけっこう好きなのだが、なぜか自宅や都会の中で食べるより、こういう人里離れたような山の中で食べるほうがずっと美味い。まあトシのせいで、こういった食い物がほしくなるのは一週間に1回くらいになったけどね。
そういえば、山の上でガスストーブとコッヘルで作るインスタントラーメン(袋ラーメン)も実にうまい。ラーメンはコダワリスープとかいったしゃらくさいものではなく、サッポロ一番とか安くて濃い味のものがいい。具はなくていい。というか、ラーメン屋で出てくる具だくさんのラーメンより、素ラーメンのほうが山に合う気がする。
インスタントラーメンというと「自然」の対局にあるようなイメージがあるかもしれないけど、自然とかそういったことに妙な(ねじくれた)コダワリを持っている人ならともかく、手軽でうまくて力が出そうなものなら別にいいのである。そしてなぜか「合う」のである。

上根来に通うようになって気がついたのだが、里山の風景というか山の風景を見ながらの食事にマッチするものがいくつかある。
代表的なものがコーヒーである。よく登山して山のてっぺんでわざわざお湯を沸かして飲んでたりするでしょう。あの色とか香り、味などがなぜか山に合うのである。絵面的にも合うし、味や香りも確かに合う。特に広々としたビューイングに合うようだ。
ただしこちらはインスタントは合わない。ドリップコーヒーに限る。

食べ物のほうは、あまり手の込んだ料理は合わない。お皿にキレイに盛り付けられた料理などは都会にはあうけれど田舎には合わず、山はもっと合わない。ごった煮鍋のようなものが合う。
おにぎりはけっこう合うが、サンドイッチは合わない。「合うぞ!」という人もいるかもしれないが、なんか力が出なさそうというか、洒落者なだけで実力はなさそうというか。

山→自然→自然食材という安易な発想があるが、そういったもののもたいてい合わない。というか、そんなことは関係ない。山で有機栽培とかなんとか、そんなしゃらくさいこと言うまえに何でもがっつり食えよお前、みたいな感じですね。まあこれはあくまで私個人の感性なのだが。
そして、しゃらくさくなくてがっつり系の代表例がインスタントラーメンなのである。
これからどんどん涼しくなっていくと、こういったものがいよいよ美味くなってくる。
金ちゃんヌードルをすすって、スープまで全部飲んで、そのあとブラックコーヒーをドリップで入れるってのがいいねえ。

2 件のコメント:

  1. サッポロ一番送りますか?(^^)

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  2. いや、さすがにそれは近所のスーパーに山ほど。^^;

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