2017年9月4日月曜日

石垣でも宮古でも汗だく

8時過ぎにゆっくり起床。寝不足解消できたようだ。ホテルで沖縄色ゼロのバイキング朝食を軽く食べて、チェックアウトぎりぎりまで粘って外へ。

朝から軽~く30度超えで、今日もじりじりと暑い。海風で日陰は少し涼しいが、日向はもうタマラナイ。

ユーグレナモールをぶらぶらしていると、交流館というのがあった。ただオープンな空間。冷房は効いていないが、靴を履いたまま縁側に腰掛けて休むことができる。
小浜西組あたりにこういうオープンな空間があるといいなあ。空き家はいっぱいあるんだから、こういうのできないかなあ。

宮良殿内に行こうと思って歩いていると、南嶋民俗資料館なるものに遭遇。ネットでみると私立の資料館らしいのだが、残念なことに締まっている。定休日ではないのだが、まあお盆だから当然か。塀の上に並んだオオタニワタリといい、「杖道教室」という手書き看板(どうも杖で剣と渡り合うフシギな剣術っぽいのだが)といい、何ともアヤシク興味深い。

宮良殿内。5年ぶり。Wikipediaでは「みやらどぅんち」となっているが、現地では「みやらどぬじぃ」となっていた。琉球王国時代の地頭の邸宅らしい。沖縄本島ではこういった古い建築物は戦災でことごとく灰燼と化しているが、八重山はかなり残存しているらしい。

旧盆というのに管理人の人がいた。5年前に来たときのオジイとは違う人だった。旧盆ということで仏壇が飾られ、回り灯籠が点けられていた。

琉球石灰岩を使った、実にユニークな枯山水庭園。石材以上にやはり植生が南ぬ島だ。
しかし暑い。というか熱い。体だけでなく、頭(頭皮)から汗が噴き出していくのがはっきりわかる。噴き出した汗はたちまち流れてメガネの内側にぽたぽたと落ちる。たまらん。フツーのハンカチなんぞあっという間にドボドボである。
ドコカスズシイトコロとふらふら歩き、喫茶店を発見。やれうれしや。

「何になさいますか」
「アイス………び、びーる…」
そうです。私はダメな人間です。T▽T

離島フェリーターミナルのほうへ移動して、数少ない電源のあるカフェで少しPC仕事をしながら時間をすごし、12:30のバスで空港へ。

新空港ができたころ、妙にだだっ広く感じられてオーバースペックじゃないかと思ったものだが、開港わずか5年ですでに手狭になっているという。

混んでいるロビーを避けて、穴場的カフェ「ゆうな」で昼食。八重山そば。とにかくそばばかり食べている。

宮古島へはRAC(琉球エアコミューター)で行く。RACはボンバルディア機を使っているのだが、これは1年ほど前から就航している通称カーゴ・コンビ。本来は74席の旅客機を24席つぶして50席にして作ったスペースに荷物を積んで運航しているとのこと。だから「カーゴ・コンビ」というのだが、これは世界でRACにしか運航していないらしい。
離島を結ぶ便だから荷物運搬が重要な役割なんだろうね。ガラガラで運航している路線バスの座席の一部をカーゴにして、ヤマト運輸の荷物を載せて運ぶという連携運用の事例をどこかで見たが、そういった柔軟な運用がこれから大事になってくるんだろうな。

14:45離陸。白保の見事な珊瑚礁を眼下に見ながら旋回して宮古島を目指す。

多良間島の上を通過。ここにもいずれは行きたいなあと思っているわけであります。

宮古島(の手前)に到着。下地島空港や佐和田の浜が見える。ともかく宮古島の海には目を奪われる。

6月に歩いた島尻のマングローブ林の向こうに大神島が見える。東側から大きく回り込んで着陸。フライト時間は30分弱。

宮古空港にはMさんが迎えに来てくれていて、ホテルまで送っていただいて別れた。旧盆だというのに申し訳ない。
チェックインしたら、フロントのにいちゃんが春に来たのを覚えててくれた。オレの顔って目立つかなあ。

もう見るからにアチアチの光景。でもまだ4時前だから…と少し外に出たらやっっぱりアチアチであっという間に汗だく。ただ幸いなことにホテルの部屋に洗濯乾燥機があるので、すぐに洗濯乾燥。少しPC仕事をしたが猛烈に眠くなって仮眠(といいつつベッドにしっかり潜り込んだ)。

目覚めると洗濯も終わっており、窓の外は夕暮れつつあった。時計を見ると7時前。さすがは西の島、まだまだ明るい。

部屋に島ぞうりが備え付けられていたので、喜んで履いて出かけた。空気はまだ余熱がある感じだが、汗が噴き出すようなことはない。港の方へ少し歩いてみた。

宮古神社。戦禍で一度失われたものを再建したとのこと。

漲水(はりみず)石畳道。17世紀あるいはもっと古いらしいが、いろんな工事などでどんどん失われ、今ではちょっとしか残っていないとのこと。せいぜい30mくらいかなあ。草が生え、日常的に誰も通っていないのがよくわかる。クルマ社会だしね。

漲水御嶽(はりみずうたき)。16世紀の創建らしい。…のだが、けっこう新しく、でっかく「おさいせん」と書いた真新しい箱があったりして、あまり荘厳深淵な感じがしない。

横に回ってみると配所とおぼしきところがあって、なんだかこっちのほうが御嶽らしい気がしてしまった。
軽~く汗をかく気持ちのいい散歩を終え、ホテルの近くの居酒屋へ。

オリオンの生とスクガラス豆腐。昨日と同じ組合せだあ。^^;

ナーベラー(へちま)の味噌炒め。基本的に味噌味とカツオ出汁が好きなので、こういう味は実にいい。

泡盛に切り替えて、パパイヤ炒め。予想外の量。野菜パパイヤの細切りと豚肉、島豆腐、ニラを炒め合わせたものだ。野菜パパイヤを買って帰って、島豆腐のかわりに木綿豆腐を少し押して水を出し、チャンプルーの素で味付けすればこんな感じになると思う。今度試してみよう。

〆は宮古そば。具は豚肉(三枚肉?)とかまぼこ(いわゆるさつまあげ)だが、八重山そばとどう違うのかわからない。まあとにかく腹一杯になった。

宮古島市の夜景は小浜市と同じような夜景で親しみがわく。
大浴場もあるのだが、行くのが面倒になって、本も読みたいので部屋風呂にする。今回は石垣島以外全部大浴場のあるホテルに止まっているのだが、一度も大浴場に入っていない。まあ温泉じゃないんだし、いつも飲んでからなので面倒になるんだよね。

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