冷たい七面鳥

クリスマス・イブである。
そこで昨夜女房に
「明日はクリスマスイブだけど何かする？」
と聞いたら
「別に」
と答えが返ってきた。さらに
「しゃぶしゃぶでもしようかな」
と、意味がまったくわからないことを言っていた。
独身時代には一大イベント（大散財）であったし、子どもたちが小さいころには、やれチーズフォンデュだの七面鳥だのとイベントをやっていたように思うけれど、いい年の夫婦だけになってみると、特にやることもないのである。

でまあ、我々夫婦と両親の4人で静かにしゃぶしゃぶで聖夜を祝ったのである。
年を取ってくるとあまり肉をバクバク食べたりもしないから、量を減らして、そのかわり奮発したいい肉を食う。これもまた年を取ってこそできる贅沢みたいなもんだね。
明日はアンサンブル若狭のクリスマスミニコンサートなので、デジタルドラムだのキーボードだのミキサーだのをテリオスキッド君に積み込んだ。
そして風呂でゆっくり電子ブックを読み、風呂上がりにプリン体オフビールを尿酸のクスリとともに飲み、さらに調子が出て泡盛を飲み、酔っ払い気分でブログを書いた。まあつまりいつもの通りのイブだったということである。

夕方、ふと見上げると濃い青空に重たそうな雲のカタマリが浮かんでいた。冬ならではの青空である。