2013年9月6日金曜日

降参しちゃう人

夜、先月31日のアーティストインレジデンスまちなかギャラリー開催日から置いてあった行燈の片付けを手伝った。
木製の枠と和紙っぽいプラスチックで作った小さな行燈にLED電球を入れたもので、100個から作ってあるらしい。
ギャラリーに使った通りの家々の軒先に置いた行燈を回収して、O島パパの運転する軽トラに積んでいき、最後にO島パパの作業場に降ろして電池を抜くという作業で、30分ほどで終了した。

作業自体は「30分ほどで終了した」のだけれど、そもそもこういう行燈を作って、ことあるごとに運んでLEDを入れて軒先に並べて、数日したら回収して…ということをずっとやっている西組協議会はすごいなあと思うし、それに協力している(軒先に置くことをOKするということも十分な協力だ)住民もすごいなあと思う。
うらやましいなあと思うけれど、それは年月をかけて積み重ねてきたものなのだろうとも思う。
中でもO島パパは私が「この人にはかなわないな」と思う人の一人だ。ずっと前から「古いまちなみ・小浜西組」のために労を惜しまず動いてきて、なのに自分の子供と同じくらいの年齢の奴ら(我々のことですが)と一緒に軽トラ動かして行燈回収なんてことを当たり前にやってくれる。
「年齢や実績の上に自分を奉る」ということを一切しない。
私はこういう人にはイチコロである。とてもかなわないとただちに白旗をあげる。別に「参りました」と言うわけではないけれど、心の中で降参している。

もうずいぶん前に亡くなった、おつさんの上司のHさんもそうだったなあ。技術力ももちろんなのだが、いつも作業服にズックで、何より「自分を奉らない」人だった。…と、少なくとも私はそう思って、降参したものだった。

尊敬する人、尊敬できる人っていうのはいっぱいいるんだけれど、「うわー、もうとてもかないません。降参です。」っていう人はそうそういないもんだ。
たぶんそれは「うわー、そんなの僕にはとてもできませーん」ということをフツーにやれている人なんだろうな。

4 件のコメント:

  1. ありがたいお言葉ありがとうございます。
    H部長もAPECさんのことをすごい人だと言ってましたので,そんな風に言われるときっと喜んでいることでしょう。
    私は往生際が悪いので,H部長に負けてたまるかと思っていましたが,超えられないまま・・・(--;

    ちなみに,私もかなわんな~と思う人が何人もいますが,悔しいので口には出さずにいますわ(^^;

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  2. おおそうだ、おつさんにもかなわんな~。水疱瘡で新幹線乗っちゃうなんて。^^
    でも、おつさんもUmさんも、福井県の宝ですよ。

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    1. うぐぐ。。そうきましたか、、でも、痛風じゃないしね。ぐへへー(^_^)v

      APECさん、umさんに負けんようにがんばります。いい刺激をいつもあざーっす。

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    2. うぐぐ。。そうきましたか、、でも、痛風じゃないしね。ぐへへー(^_^)v

      APECさん、umさんに負けんようにがんばります。いい刺激をいつもあざーっす。

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