台風後、はじめて上根来に行ってみた。正確に言うと18日に火起こし道具を取りに登っているのだが、あの時は夜でほとんど周りの状況がわからなかったから、今回が実質的にはじめて様子を見に行ったことになる。
土石流が2棟を飲み込んだ忠野の現場はようやく重機が入り土砂撤去が進みつつあった。
その先にも、大規模な斜面崩壊現場があった。家屋被害はないが、放っておくと拡大しそうだ。
堤防が大きくえぐられた現場。遠敷川流域で復旧しないといけない箇所はかなりあるようだ。
上根来手前のカーブ連続区間は最も被災が激しい。路肩が大きくえぐられ、今も水が勢いよく流れている。この先では路肩が崩壊した箇所もある。
一番きついヘアピンカーブの先は、土砂や流木がどっさり積もっていた。この上の沢で土石流が発生したようだ。朝一番は道路が全部土砂で埋まっていたことだろう。
畜産団地は無傷だったが、林道が通行不可になっていた。遠敷峠付近に展望台を作ろうと考えていたのだが、変更を余儀なくされそうだ。
畜産団地横の集水ボーリング。いつもはちょろちょろしか水が出ていないが、やはりまだ水位が高いのだろう。けっこう勢いよく水が出ている。
アブラギリ収集ネットは無事だった。葉っぱとともに台風の風で落ちた実がかなりたまっていた。
アブラギリの実はかなり落ちてしまったようだが、まだまだたわわに実をつけた木も見られるので、来週あたりからまた精出してネットを張ろうと思う。
ふと見ると、ヤマナシの実がかなり成っている。今年はある程度収穫できるかな?
私はずっと「サルナシ」だと思っていたが、ちょっと調べてみたらヤマナシのようだ。
少し探すと無傷の実が4個ほど拾えた。10個くらい拾えたらヤマナシ酒を造ってみようかな。
今回上根来に行ったのは、アブラギリの実を収集するためのネットやロープ、杭などを追加で買い込んだため、これをゲストハウスまで運ぶのが目的だった。せっかく補助金をいただいたのだから、しっかり実を集めたいのだ。
上根来は秋の気配がしっかりとしていて、もう少ししたら肌寒いくらいになってくるだろう。透き通った涼しい空気の中で作業をするのが楽しみだ。
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