なんというか体がすぐ反応するようになったというかこらえ性がなくなったというか、字を読み込めば目がショボショボするし、メシを食えば眠くなってくるし、やっぱりトシじゃのう。
男性の平均寿命は80歳弱、50歳男性の平均余命は31.51年らしいから51歳になったところの私は平均的には余命30年というところで、なんかそれよりずっと短い気はするけれど、それにしてもまだけっこうあるなあという気がする。
先日の協働コーディネーターの研修では、最初に自己紹介をしたのだが、ちょっと面白い形式だった。
- 私の名前は
- 20年前の私は
- 10年前の私は
- 5年前の私は
- 現在の私は
- 5年後の私は
- 10年後の私は
- 20年後の私は
- だから私は
ちなみに私は20年前は仕事一筋、10年前はPTA活動に取り組み和太鼓馬鹿で、いろんな体験活動をやり始めたころ、5年前は「WACおばま」が始まって間もないころで経済的自立を意識し始めていたころだ。
過去についてはまあこういうことが書けるのだが、「5年後、10年後、20年後」のところを書こうと思ったら、5年後は具体的な目標があるものの、10年後になると一気に「なーんにも考えていない」状態になることがわかった。20年後なんて論外である。
そうかあ、オレのロードマップはせいぜい5年分しか作ってないんだあと苦笑いである。まあ、自分のカンというか感覚を信じて、そのつど起こるいろんなことに柔軟に対処していくのが私のスタイルだと思っているので、こんなもんなんだろうな。^^;
そういえば今年は2007年から5年、つまり団塊の世代が65歳になってくる年だ。
高齢者再雇用制度ができたし年金受給のこともあるから60歳ですぐ完全リタイヤした人はあまり多くはないのではないかと思うのだが、こういう人たちをターゲットにした商品がいろいろあるらしい。
「65歳だとまだ元気」
「バブルを謳歌し右肩上がりの時代を生きてきたので消費意欲が旺盛」
なんてことらしい。人数も多いから、ハードソフト様々な商品があるようだ。
特によく聞くのが「3爺(スリージー)」で、「イク爺」(育児に力を入れるじいさん)、「チャラ爺」(おしゃれに力を入れるチャラいじいさん)、「スタ爺」(勉強や習い事に力を入れるじいさん)のことらしい。なかなか笑える。
2007年問題が直前にせまった年、福井県は「団塊世代とNPOお見合い見本市」というイベントをやった。「このままだとリタイヤして自分の好きなことをやるだけの消費層になってしまうから、NPOに参加して力を使ってもらおう」みたいな狙いだったと思うのだが、NPOとかボランティアが根付く前の年齢層だから、そういう資質がある人はすでにやっているし、関心がない人は考えたこともないし考えようとも思わないということでターゲット層が完全に二極化していて効果がなかったという記憶がある。
なお今の若い人たちはまた違うらしい。中高年が知っていて若い世代が知らないものが好景気・右肩上がり・バブルで、逆に中高年が経験なく若い世代が身近に知っているものがボランティア・NPOだという。
まあそれはともかく、物販・サービス・観光など様々な産業が団塊世代を熱い目で見ているのは確かなようだ。その次の世代はあまりあてにならないそうで、そのころには中国人が主なターゲットになっているのだろうな。
それにしたって、これから65歳の坂を越えていく団塊世代が主たる消費層でいられる期間は10年もあるまい。5年もすればピークはすぎるだろうけれど、そのときに消費構造はどうなっているのだろうか。
なーんて考えていると、10年先までのロードマップなんてなあ…と思っちゃったりするのですよ。^o^;
思い出しました!昔、新入採用面接試験で「10年後、20年後のあなたの姿は?」とよく問いしましたが、今思えば質問している自分は真剣に考えてなかったようです。
返信削除突然やってくるわけではなく、毎日の積み重ねで、到達するということで、10年後、20年後の自分をイメージすることはモチベーションアップにつながりますね。
ただ言えることは、「生涯現役」の気持ちだけは持ち続けたいものですね。
うーむ、20年後の自分をイメージ…ワタシにゃとてもできません。やはり行き当たりばったり、出たとこ勝負の人間なんだなあ…
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