今日から11月5日の金沢セミナーまでは空いているのだが、中途半端な日数だし、どこかに寄り道できないかなーと考えて、何年も前に一敗地にまみれた八丈島にリベンジしようと考えた。
というか、八丈島は散々な目に遭ったので実はもうあまり行きたくない一方で、前回行くことすらできなかった三宅島に今度こそ行きたいと思ったのである。ところが日程を埋めたい気持ちと、便の有無などの縛りもあって、結局八丈島にちょっとだけ行って、その後でがっつり三宅島に行くことにしたというのが実際のところだ。
羽田空港はいい天気である。今回は快適な旅になりそうだ。
定刻通りに離陸。八丈島までの実フライト時間は40分くらいと短い。
それでもきっちり機内WiFiが使える。同じ離島でも沖縄のRACでは考えられないことだ。
三浦半島がくっきり見える。その向こうには富士山も見える。
いよいよ八丈島に到着。前回は雨に煙って見えなかった大坂トンネル道路もくっきり見える。
空港に着いて外に出れば、前回は5合目までも見えていなかった八丈富士が全貌を現しているではないか。
空港近くでレンタカーを借りて、いったん空港に戻り、あしたばラーメンで昼食。さらに土産を空港売店で買って、これで心置きなく周遊に出る。
今日借りたのはこの軽四。免許証はチェックされたがキズのチェックなどはなし。
ダッシュボードに直接マジックで注意書きがしてある。^o^;
まずは南原千畳敷へ。溶岩流が生々しい模様を残して海蝕台になっている。
こんな模様が見られるところはめったにないと思うぞ。教科書に出ていたパホエホエ溶岩ってやつだな。
そして沖には八丈小島。小さな島だが高さは600メートルを超える。昭和40年代くらいまで集落があったらしい。
大里の玉石垣。私はこれを始めて見たときはかなり衝撃だった。今でも八丈島といえばこれが真っ先に頭に浮かぶ。空石積みなのに、どうやって安定を保っているのだろう。
コレなんて見事なものだと思うよ。土圧が集中しやすい出っ張り部分も同じサイズの玉石。
でもこんなのもある。角部分だけ隅石をしっかりと算木積みに積んである。
大坂トンネルを越えて島の南側、三原山の裾をぐるりと回り、登竜園地から八丈町市街部と八丈富士と八丈小島を望む。八丈島はもともと三原山を中心とする火山等だったのが、北の方に新しく八丈富士が火山活動を始め、やがて二つの火山等がくっついて八丈島となった。
北西にある八丈富士(古くは西山)と南東の三原山(東山)は活動時代が全然違っていて、八丈富士はきれいなコニーデだが三原山はカルデラが形成されている。
ともかくこのような経緯で真ん中が低く両側に高い山がある八丈島の形ができたわけであるが、これが「ひょっこりひょうたん島」もモデルとされる。
ともあれ、夕方レンタカーを返してホテルに送ってもらった。
これが今日のホテルである。廃屋ではない。何かの事務所ビル跡を使っているようで、1回はミュージックスクールやバー、奥の3階建て建物の2階がホテルになっている。
この階段を上った2階がホテルである。夜になったら肝試しができそうだ。
この階段を上る。再度繰り返して言うが廃屋ではない。
ホテルのエントランス。たまたま車を止めた時に管理人さんがやってきてくれたので案内してもらったが、自力でここにたどり着くのは至難のわざといえよう。
ホテルのロビー。ギターが飾ってあるが、ここで演奏するわけではない。ちなみにホテルの名前は「フォルテ」で、私の部屋は「アルト」であった。
私が泊まる部屋。もともとホテルではなかったものだから、空虚さえ感じるほど広い。
ともかく気持ちを切り替えて模擬面接依頼などの処理をして、さあどこかで島料理と島酒でも…と思って外に出たのだが、思うように店が見つからない。当てにしていた店は休業で、これならという店は満員。結局、「お酒も飲める食堂」で島料理でも島酒でもない夕食をとってとぼとぼとホテルに帰った。どうも八丈島は思うようにならないことが多い島のようだ。
ホテルに戻り、洗濯をして(ホテルで使う洗濯機を使わしてもらえる。ガス乾燥機もある。無料である)、まあこれで私にとって八丈島はコンプリートだなと思って床についた。
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