博多から長崎へ。せっかくなので長崎新幹線とやらに乗ってみようじゃないか。
朝食は博多駅でかしわうどん。博多ラーメンも好きだが、これも好きだ。長崎駅前は工事真っ盛りであった。北陸新幹線も富山駅あたりはそうであったが、開業に間に合わずに工事が続いていると、わっと訪れた観光客を興ざめさせてしまう。富山はまだ一部工事中くらいだったが、これはちょっとどうかと思う。開業1年前の福井駅より前の段階という気がする。
こういう看板も勇ましいが…やはりこういうのを見て歩くと、開業時には全て(駅舎の一部を除いて)出来上がっていた金沢駅はすごいなあと思う。金沢市の繁栄は、新幹線さえ来れば打ち出の小槌のように儲けがやってくるといったものではなく、開業に照準を合わせてまちづくりができた者が勝つということを教えてくれている。そのことを福井県はしっかり認識できているならばいいのだが。
レストランがあったので、昼食にトルコライスを。とんかつにケチャップとデミソースをかけて、サフランライスとともにいただくという、まあ我が国のあちこちにある「妙なヨーロッパ風の名前のついた洋食」シリーズのひとつだな。福井のボルガライス、佐賀のシシリアンライス、根室のエスカロップなどなど。しかしこのトシになって、まさかライスの上に旗が立っているランチを食うことになろうとは。^o^;
出島の護岸や石積みアーチ橋は安山岩や砂岩・礫岩を使っているらしい。
出島の南側、中華街側には土木遺産である出嶋橋が架かっている。1890年に別のところに架橋されたものを1910年に移設したとのことで、我が区の初期のピン接合プラットトラス橋である。橋脚のない鋼橋はソソルものがありますねえ。
残りの6棟はほぼ全部が古写真展示場。さすがにネタ切れ感はあるものの、ひとかたまりになっている地の利を活かして(おそらく補助金も活用しつつ)、できるだけ自活して保存していこうという地域の人たちの心意気が伝わる場所だった。
7棟のひとつで入館料を支払う。100円である。デジタル軍艦島の1/18である。こればかりは300円くらい取ってもいいんじゃないかと思った。
東山手地区が今後も保存活用していかれることを切に願う。
一番上から、「坂のまち・長崎」を見渡す。このアップダウンの多さは、ウォーキングの運動効果はすごいなあと思うとともに、電動アシストでない限り自転車はあり得ないよなあと思った。そういえば自転車をついぞ見かけなかった。
ちょうど途中に山王神社二の鳥居があった。奇跡的に鳥居の半分だけが立ったまま残ったという。ちなみに倒れた部分は横手に保存されていた。
やっぱり現地に行ってナンボだなあと改めて感じ入った、密度の高い日でありました。
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