午後から県立図書学習センターのイベントで年稿博物館へ。
「三方五湖」という湖群がある。ラムサール条約登録である。複数の湖が固まっているのだが、その真ん中あたりに「水月湖」という湖がある。川からの土砂を陸側の三方湖が受けてくれるので、湖面に降り注ぐ落ち葉や黄砂くらいしか湖底には堆積しない。こうして1年に1ミリ以下の堆積物が溜まっていくのだが、落ち葉は黒っぽく、黄砂は白っぽいなどして、1年に1セットの縞模様ができる。湖底は還元環境なので生物がおらず攪乱もされない。風や土砂流入による攪乱もない。
こうして7万年分の縞模様がほぼ途切れなく形成され、世界標準の年代基準、年代の「ものさし」になっている。地層の中から産出する化石や土器などが「だいたい何万何千年前」だったものが「何万何千何百何十何年前」になるわけである。
年稿博物館には水月湖で採取したボーリングコアが展示されている。縞模様がある部分で全長45mあるという。これを横に並べて長い回廊に展示されている。
私はこれはすごい学術的成果だし、すごい博物館だと思うのだが、何せテーマが地味で、また子どもには(大人にも?)難しすぎるのであまり知られていないことが残念でならない。
隣に縄文博物館があって、チケットがセットになっているので何だかわからずにやってきて、何だかよくわからずに帰って行く観光客が多いらしいが、もったいないことである。
で、まあ今日は講師を務めたわけだが、こんな資料を作りました。
たまにはこういう資格などとまったく関係ないテーマで市井の人たちに説明するというのもいいトレーニングになるなあと再認識した。「難しいことを易しく説明する」のが一番難しいのだから。楽しかったけれどいつも以上に疲れて帰宅し、ワインなど飲みながら夕食を食べ、2時間ほど爆睡し、もう今から風呂に入る気にもなれずに、とりあえずパジャマに着替えてボウモアなど舐めながらこのブログを書いていたら鈴がやってきて膝の上で寝てしまった。
私はこれはすごい学術的成果だし、すごい博物館だと思うのだが、何せテーマが地味で、また子どもには(大人にも?)難しすぎるのであまり知られていないことが残念でならない。
隣に縄文博物館があって、チケットがセットになっているので何だかわからずにやってきて、何だかよくわからずに帰って行く観光客が多いらしいが、もったいないことである。
で、まあ今日は講師を務めたわけだが、こんな資料を作りました。
たまにはこういう資格などとまったく関係ないテーマで市井の人たちに説明するというのもいいトレーニングになるなあと再認識した。「難しいことを易しく説明する」のが一番難しいのだから。楽しかったけれどいつも以上に疲れて帰宅し、ワインなど飲みながら夕食を食べ、2時間ほど爆睡し、もう今から風呂に入る気にもなれずに、とりあえずパジャマに着替えてボウモアなど舐めながらこのブログを書いていたら鈴がやってきて膝の上で寝てしまった。
うん、今日もいい日だったな。
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