昨日から松江に来ている。島根県のCOVID-19累計感染者は29人。岩手、秋田、鳥取に次ぐ全国下から4番目である。そんなところに累計感染者152人の福井から来たりして申し訳ない。
そのうえ徘徊したりして、タイーホされても文句は言えまい。
朝、宍道湖に行ってみるとシジミ採りの船がたくさん浮かんでいた。そうだ、学生時代にも見た覚えのある光景だ。昭和の時代から平成をまたいで、いやもっと以前から、ずっと続く光景なのだろうな。宍道湖の恵みをずっといただきながら、明日も、明後日も、その先もずっと、変わらない日常が続くのだろうなと思いながら過ごす日々は(もしかすると退屈なのかもしれないけれど)ものすごく貴重なのだなと、コロナだの水害だの温暖化だのという時代になってみると、つくづく思う。
たとえばこういう光景である。松江に生まれ育った人は何とも思わないかもしれないし、私自身、松江で暮らしているときはほとんど顧みなかった光景だが、今このトシになって見ると、「水郷」だの「東洋のベニス」だのといった言葉がずしんと腹に響く。
…などと風流に浸っている間もあらばこそ、今日は松江で講義である。午前中に一次試験、午後は二次試験。久々のWebではないリアル講義はやはりノリがいい。ああ、やっぱりライブが一番だ。この感覚をWeb講義で感じられるようになれば。
終了後、特急「スーパーおき」で倉吉へ。最近はここにこの季節に来たら、なぜかパープルタウンの王将でギョーザとニラレバでビールと決めている。真夏の旅の2日目なので、もうどうだってよくなっているのかもしれない。このやくざなメニューが、ましてやおっさん一人旅の旅先なだけに、またたまらないのですよ。
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