我が家の寝室は北向きと東向き窓があって、お盆を過ぎると時には網戸のままで寝るとちょっと肌寒いくらいになるのだが、今年もようやく夏布団をかけないと寒いと思うくらいになった。
外では虫の声が日増しに賑やかになって行く。季節はちゃんと進んでいるのだ。
例年であれば鉦の音が賑やかになりひびき「参ってんの~」という子供たちの声が響き、水鉄砲を持った子供達が自転車で風のように走りすぎていく風景が見られたのだが、今年は祠を祀っただけだったのだな。
今年は祭りもなかったから、地域の子どもたちはもちろん、本当に地域の人たちとの交流がなくなった。 そういったものがなくてもちゃんと生活はできるわけだけれど、やはり潤いがないな。
最近は毎日日の出の前に起きて1時間以上歩き、朝食後も1時間ほど外仕事をして、集中してデスクワークをやり、昼にはそばなどちゃちゃっと作って豪快にすすり、それからスカッと昼寝をしてまたデスクワークをしたり外へ用事をしに出たりして、夕食後も今度は女房と歩いて、早めに風呂に入ってあまり夜更かしもせずにスカッと寝ていて、それはそれで生産性の高い充実した日々を送っていると言えるのだろうけれど、 やっぱりそれは潤いがない。
長年かけて積み上げてきた生産性の高さを自分でも感じながら満足して頭をフル回転させながら仕事をする時間も快感なのだけれど、ゆったり流れる時間を感じながら生産性などどうでもいいやと思いつつぼーっとしたりバカ話に興じたりする時間も快感で、きっとこれがなければギスギスした人生になってしまうのだろうな。
たぶん私はあちこちで無意識のうちにそういう時間を作っているのだろうと思う。それがきっとメリハリになって、我が老化しつつある脳味噌にエネルギーをくれている(ドーピングに近いような気もするが)のだろうと思う。
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