2020年1月23日木曜日

パスポート騒動記

この春、女房がめでたく定年退職となる。再任用でまだ働くけれど、ひとまず荷を下ろすことになる。ご苦労様でした。
で、まあそのことと大いに関係あることなのだけれど、今日、14年ぶりにパスポートを申請に行った。
最後に海外に行ったのは中国の西安である。小浜市が西安市と友好都市になった年に「市民交流使節団」として西安を訪れた。まだ中国のGDPが日本より少なかったころである。中国の車の台数が日本と同じくらいだったころである。
そしてその翌年に再び西安に行った。我が家に1年間のロングステイをするルイに会うことがひとつの目的だった。そしてその年の8月、ルイが我が家にやってきたのである。

というようなことで2006年以来海外に出ていなかったので、実に14年ぶりの海外渡航ということになる。そんなになるんだ…とちょっと以外に思ったりするのは、あれからアメリカのグレゴリーやら、ニュージーランドのトレーシーやら、ドイツのクリスチャンやら、いろんな人が我が家にやってきたりしたからかもしれない。

まあそれはともかく、超久々のパスポート申請はとにかくメンドークサイ。まず自著欄に書いた「鳥居」の「鳥」の字の点々がつながっているだけで「いつもこう書いていますか、本当ですか」としつこい。こんなのサインだろうがよ。
でまあ写真を撮ってこい、できたら写真屋で撮ってこいというのだがカメラ屋は空いてないので証明写真ボックスで撮影していったら、メガネが光っているからダメだという。メガネを取って撮影しろという。最初から言えよ。
役所にお百度踏まされるのが大嫌いな私は、ここでやる気スイッチがオフになってしまった。海外旅行そのものをやめてしまってもかまわないくらいの気分になったが、そんなことをしたら我が家は風雲急を告げてしまうのでそんな気持ちはおくびにも出さず、
「じゃあまた気が向いたら来ます」
などとぶっきらぼうに言うのが精一杯であった。^^;

ちょうど朝からセミナーテキスト作りにかかりきりで添削もしてないし、気持ちを落ち着けるのにちょうどいいと思って、自宅まで歩いて帰った。
南川を渡るころ、スマホの画面に細かい雨粒が当たるのに気がついて周囲を見たら霧雨が降っていて、多田ヶ岳が霧に霞んでいた。

夜、買い物に出たついでにもう一度写真撮影。12月からヒゲを伸ばしっぱなしのうえにメガネを取って撮影してみたら、これはイスラム圏の国に行くとややこしいんじゃないだろうかと思うようなツラが写っていた。
てか、行く予定の国はまさにイスラム圏なんだが…

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