祭礼巡行1日目。以前は「さあ、がんばって太鼓叩くぞ!」、近年は「がんばって叩かなきゃあなあ」、そして去年からは「太鼓は叩けないけどがんばって歩こう」になった。太鼓会会長なので羽織袴で挨拶する役割になったのだ。
まあ人間いつかはこういう役目が回ってくる。年も取ったしめ。でもまだまだ叩けるんだけどね。
平日なので参加者は少々少ないが、それでも子ども達も含めて大勢参加してくれた。
区長さんと鏡割り。こんな格好で1日過ごすわけです。ToT
お神酒をいただき、いよいよ出発。黄色い「かんばん」に角帯、赤い「しごき」を巻いて、足元は雪駄である。私はその上から羽織袴を着ているので、よく晴れた日は暑い。
子ども達がロープで引っ張るのは太鼓を乗せた屋形。「出し」、棒振り、子ども、太鼓の順で練り歩く。
棒振り大太鼓演技中。棒振りは江戸時代後期に流行した「唐子衣装」に赤熊(しゃぐま)。演技の内容は室町時代創建の「海蔵院」(現在の松福寺)に伝わる僧兵の棒術をアレンジしたもので、目突き・金的・向こう脛といった急所打撃を中心に、攻撃側と防御側に分かれて技の型を連続して見せるものだ。だから棒術であって、踊りではない。棒もぶんぶん振り回したりはしない。最短距離での打突を基本としている。
それに合わせて大太鼓を打つ。これは松福寺が漁師の守り神である宗像神社(弁天様)の別当であったのを縁に、松福寺の住職が漁師の豊漁祈願の太鼓を創ったと言い伝えられており、ために「ホーリョー(豊漁)、リョリョリョー」という掛け声をかける。
今日の棒振りは成人3名。なかなかのハードワークで、ご苦労様である。
笛部隊は中学生も入る。彼らの笛は私が作った以前は竹で作っていたが、最近は時間も材料もないので塩ビで勘弁してもらっている。各自好きな色に塗っていいことにしているので、黒などだけでなく、銀色や青色など様々だ。娘も祭りに合わせて帰ってきてくれた。
保育園に打ち込み。通っている子どもにとってはけっこう晴れ舞台。
8時出発、7時過ぎ終了。スマートウォッチを見たら2万歩以上歩いていた。だろうなあ。
それでも会館で10時過ぎまでわいわい飲んで解散。いやあ疲れた。でもまだ明日もあるのだ。
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