2016年8月30日火曜日

継続は力なり

百里会が20年にわたる道路維持清掃で国土交通大臣表彰を受けた。

県庁土木部長室で表彰を受ける岸本区長

表彰状と楯
いつも感銘を受けるのだが、もう住んでいない故郷を維持し続ける百里会の人たちの活動はすごい。
手作りの簡易水道がいまだにきちんと機能していて、神社もお寺もきちんと管理されており、お盆の施餓鬼になると100人からの人が集まる。集まってくる上根来の旧住民の皆さんもすごい。墓参りもきちんとされている。
NPOにとって本当にお手本だなあといつも思う。

NPO・ボランティアの特徴を言い表すのによく引き合いに出されるのが「ボランティア元年」1995年の阪神淡路大震災でのボランティア活動で、続々集まってくる支援物資を、「公平の確保」に縛られて配ることができなくている行政に替わり、目の前の被災者にどんどん配布した。
「避難所に被災者が100人いるところにオニギリが99個届く。行政はあと1個来るまで配れないが、ボランティアは99個を配り、元気そうな1人に少しの間我慢してねと言ったり、自主的協力を仰いだりする」などとも言われる。
つまりフットワークの軽さが身上である。災害時に限らず、まちづくりでも福祉でも文化芸術でも、とにかくまず動く。

そのことは、裏を返せば軽率になりやすいということでもある。
ひどいのになると「気が変わった」「興味が移った」みたいな行動を平気でする手前勝手な輩もいて、こういうのが世の中の評価を下げている。
そこまでひどくはなくても、中途半端で投げ出したりフェイドアウトしたりすることは少なくない。
私自身、役割が終わって身を引いたつもりでいても、もう少しやりきったほうがよかったのかもしれないなと後で思うこともある。
そう思うと、百里会はやはりすごい。見習わないと。

今日、父が退院した。一週間の予定が2日ほど延びたが、全快して退院することができた。
10日近く寝たままだったので、もう歩けないのではないかと危惧したが、つかまりながらも自分で歩けるので一安心だ。一日でも長く健やかに。

0 件のコメント:

コメントを投稿