上根来プロジェクトのひとつとしてアブラギリ(ころび)の活用に取り組んでいるのだが、思わぬ伏兵が現れ、プロジェクトの行方に一抹の不安が生まれている。総監風にいえば「不測の事態」だな。
アブラギリはこのように、伐採等で日当たりのよくなった林縁部にやたらと生えている。ソデ群落になっているといえる。だからまあアブラギリそのものは十分にある。
葉っぱはこのようにわさわさとうるさいくらいたくさんある。ちなみにこのアブラギリは実もたわわに実っている。…のだが、虫食いの葉っぱがやたらと多い。
葉っぱを使った「葉寿司」あるいは「葉おにぎり」をやろうということになって、はじめて葉っぱをじっくり見るようになったのだが、この現場では虫食いのない葉っぱは1割くらいしかないではないか。
なんだこの白いのは?と思ってよくみると、虫がどうやら茎の繊維質を食べているようだ。アブラムシのちょっと大きいくらいの虫で、茎の白い繊維質を食べて真っ白になっている。こいつが葉っぱも食べるようだ。
アブラギリがこれだけ繁殖すれば当然なのかもしれないが、天敵というかアブラギリの葉っぱや茎などを好んで食べるモノが繁殖してくるのは自然の理なのかもしれない。エチゼンクラゲが大発生した数年後に、エチゼンクラゲを好んで食べるカワハギが激増したように。
しかしアブラギリの葉っぱとはまた物好きな…
できれば今年は数百枚ほど集めたいので、ちょっと困っているところである。
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