2012年2月11日土曜日

姫路城ゆるゆる旅行

区の壮年会で旅行に来ている。昨年は尾道、一昨年は名古屋、その前は大阪だったのだが、今年は姫路である。雪の舞う中を出発。バスは京都府北部から兵庫県東部を南下して神戸の北あたりへ至り、そこから西、南と移動して姫路市へ。バカバカしくなるほどからりと晴れている。

姫路といったらなんといっても姫路城だが、平成の大改修に入っていて、素屋根が天守閣を覆ってビルのようにそびえたっている。

素屋根の中に見学施設があって、エネベーターで天守最上階のところまで上がれ、そこから改修の模様が見学できるようになっている。 上の写真は天守閣の屋根部分。

これは1層下の屋根。5年がかりの大改修だそうで、仮設も安全対策もものすごくしっかりしている。

小天守(だと思う)を見上げているうちに、石垣が特徴的なのに気が付いた。御影石(花崗岩)ではなく、大部分が凝灰岩なのだ。柔らかく加工しやすいかわりに強度はやや劣るし風化してオウド色になったりする。

石垣隅の算木積み部分は、特にしっかり加工して
隙間なくぴっちりと積んである。凝灰岩ならでは。

灰色の石は凝灰角礫岩。異質歴が入る。
その上の白っぽい石は溶結凝灰岩のようだ。

石の種類、大きさ、形状ともかなり雑多で
けっこう乱雑に積んである印象を受ける。
チャートも混じっている。

姫路城は白鷺城ともいわれるが、壁が白壁であることに加え、瓦の継ぎ目にしっくいを塗っているので全体にとにかく白いのだ。改修工事が終わったらまた白亜の天守閣が楽しめるはずだ。
もともとは戦争のために作られた建造物なのだけれど、そこにあったのは戦争の悲惨さや残酷さはもう感じられない世界文化遺産だった。

すぐ近くのホテルにチェックインしたあと、2時間弱ほどの自由時間があったのでまちをブラブラした。これといったものはなかったが、この無目的なブラブラ歩きがけっこう楽しいのですよ。

姫路のゆるキャラ。「しろまるひめ」。大福餅のような
まんまるのかわいい顔の上に姫路城が乗っている。

駐輪禁止の立札の横にスラリと駐輪。姫路市民やるな。

アーケード街をぶらぶら。

アーモンドトーストが名物だというので食べてみた。
まあまあうまいが、本当に「名物」なのか?
6時から懇親会。8時に終了し、少しまたブラブラしてホテルに戻り、風呂に入ってベッドの中にもぐりこみ、持ってきたリーダーで読書三昧。これもまた旅の贅沢なのだろう。

3 件のコメント:

  1. べっこ王子2012年2月12日 2:49

    「アーモンドトースト」は姫路の名物と言うより、姫路しかない代物です。
    姫路市民でさえは「アーモンドトースト」が姫路にしか無いということにビックリ!です。
    「アーモンドバター」を塗って、トースターで焼くのが「アーモンドトースト」ですが、小生も姫路に行けば、喫茶店では、モーニングセットで選べるパンを「アーモンドトースト」にしますね。

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  2. カチナノリ2012年2月12日 22:22

    カチナノリです。アーモンドトースト、って高知では考えられないモーニングですね。でも、食する価値ありそうで、なさそうで、私的には、ワインとダイニングですかね。

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  3. なんでアーモンドなんでしょうかね。けっこうおいしいけど。
    ちょっとジャムも塗ってあったような気がしました。
    カチナノリさん、神戸によく行くのなら、たまには姫路に足を延ばしてみたら?
    でもそうか、姫路にしかないのか。そりゃあいい旅土産でした。

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