2019年5月2日木曜日

祭礼巡行1日目

祭礼巡行1日目。朝7時半に会館に集合。

前日までの雨で地面は湿って、肌寒くさえある曇り空だが、これくらいがありがたい。
会館前で上げ太鼓を叩き、巡行スタート。5~6年ほど前には考えられないくらい若手・子どもが増えた。ありがたいことだ。

一番町の雲浜獅子本陣打ち込み。我々が演じる棒振り大太鼓は、江戸時代に西津松福寺(かつては海蔵院と称した室町時代創建の禅寺)の住職が、別当を務めた宗像神社の氏子衆のために作ったものと言われており、僧兵の棒術をアレンジした棒振りと豊漁祈願の太鼓を組み合わせたものと思われる。
棒振り大太鼓は足軽屋敷の足軽が祇園祭で演じたが、この祇園祭は広峯神社から八幡神社に行幸した祭りで、棒振り大太鼓、神楽、獅子舞が3基の神輿を先導して八幡神社まで練り歩いたとされる。帰路は町人が出し物をして送ったが、おそらくこの往路の出し物を八幡神社氏子の小浜町人が真似て出し物に取り入れたものだろう。

先頭に「出し」をたて、その後に棒振りが続き(ここまでは写真には写っていないが)、そして子ども、大太鼓と続く。今年は巡行ルートにちょっと手を加えたが、例年よりかなり距離があったように思う。

本陣に帰着し、最後の上げ太鼓を叩いたのはもう7時を過ぎていた。私は数年前から会長職なので、羽織袴でただ歩いて頭を下げて回るだけの仕事になっているのだが、思うに太鼓を叩くというのはストレッチにもなっていたのではあるまいか。太鼓を叩いていたころよりずっと疲れるのはトシのせいだけではあるまいと思う。

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