2020年5月11日月曜日

ある一軒の家

徘徊ルートのうち、車で通勤するときに昔から通っていた道があるのだが、その道沿いにずっと気になっていた1軒の家がある。
20年近く前、我が家を建て直そうとしていたときに新築見学で行った家で、だから我が家より1年早く建てられた家なのだが、あれこれ見学して参考にさせてもらった。
間もなく新築に家に入居したのは初老の夫婦だった。ご主人が花好きのようで、前庭に花をいっぱい植えていて、そのうち道を挟んだ川の土手にまで花を植え始めた。何の付き合いもなかったが、一度見学した家の住人だけに、通勤途中に見かける度にお元気そうだな、セカンドライフを楽しんでいるのかなと思ってみていた。
その後、あまり外で見なくなり、1年ほど前からだろうか、人の気配がなくなった。雨戸が閉められたままになり、前庭は草で覆われた。
そして先日のGW、私よりちょっと若いかなと思う夫婦が前庭の草刈りをして、玄関から荷物をたくさん出していた。5日ごろには何台もの車で大勢来て、大量の荷物を積み込んでいた。
今日、その家の前を取ったら、前庭はきれいに草が刈られていて、以前と変わらず雨戸を閉め切った人の気配のない家があった。
いずれ我が家もこういう日が来るなあと思った。子どもたちに苦労をかけないように、早めに断捨離していこう。

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