バール・ツルハシ・ハンドオーガー・複式ショベルとまあ、知っている人が少ないだろう道具も使って(結局手掘りのCBR試験サンプリングに使う道具なんだけど)直径10cmくらい、深さ30cmの穴を掘り、看板フレームを立て込んで生コンを打ち込む。
竹を両側にX字に組んで生コンが固まるまでの支えとし、最後に看板をボルト止めして完成である。
夢中で作業していたら子ども達の作業中の写真を1枚も撮らなかった。ToT
看板は2枚あって、ぜんぜん違う切り口で書いてくれた。こちらは加斗の美しい海がテーマ。殺風景な回りの景色の中で赤・青・緑・黄色がふんだんに使われた手書き看板は目立つ。夏になったら緑の中でなお目立つだろう。
こちらはインパクトある目玉看板。夜にこの看板が車のヘッドライトに浮かび上がったらけっこうコワイと思う。左下のお人形キャラがまたコワイ。
ちなみにどちらの看板にも福井国体キャラの「はぴりゅう」が描かれていて、今日は着ぐるみも来てくれた。別に国体関連イベントではないんだけどね。
これらの看板は模造紙に描いた絵をスキャンしたものでデータは持っているので、同じものをいくつも作れるから、いずれ色あせたり壊れたりしたら、フレームさえ無事なら何度でも交換できるし、増設もできるのである。目玉看板を2つ並べて両目にすることもできるぞ。^o^
でもやっぱり子ども達と一緒にやるイベントは楽しいなあ。
この看板のフレームは近所で鉄工所をやっているよしまさが作ってくれた。
「なあ、こんなの作れるか?」
と突然頼んだことなのに、
「子どものことやから、材料費だけでええよ」
と言ってくれた。
小浜ってそういう人がいっぱいいる。自分自身ではNPO・ボランティアみたいなことをどんどんやっているわけではないけれど、何か頼むとさらりと協力してくれる。
年配者はよく「誰かがそういうことをやらんとな」と言う。みんながみんなそういうことをできるわけではないけれど、誰もやらないとまた世の中はうまくいかない。いろんな事情の中でたまたま「私、やれます」という人がやる。そしてそれを他の人は機会があれば応援する。自分から「応援するぞ」と申し出るわけではないけれど、声がかかれば可能な範囲で協力する。そういったことを肩肘張らずにさらりとやる。
素敵だなあと思う。
3/24福井新聞に掲載されました |
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