2014年3月8日土曜日

篠笛作りの第一歩

2月23日に加斗で竹工作行事があったとき、篠竹の太いのをいくつかもらった。篠笛を作ろうと思ったのだ。
篠竹は最初に虫出し・油抜きをしておかなければならない。これが面倒で、ついついそのまま保管していて結局虫に食われて使えなくなってしまうことがままある。
思い立って油抜きをすることにした。ちょうどいい機会だから虫出しもせずに放ってある竹も一緒に処理することにした。

まずはロケットストーブを使ってみた。ロケットストーブの上にプランター用の枠を乗せ、その上に(かなりあぶなっかしいが)水を張ったペール缶を乗せる。ぐらぐらしているが、まあ大丈夫だろう。
ロケットストーブの利点は燃料を投入口に突き刺しておけば、燃えるに従い短くなって勝手に継ぎ足されていくところだ。

見ると、ヒートライザーの中には真っ赤な炎が吹き上げている。…のだが、なかなか沸騰までいかずこの日は終了。鍋やケトルならしっかり沸騰するんだけど、やっぱり直火じゃないとこれだけ大きいペール缶いっぱいにした水は無理か。

そこで翌日、シンプルにかまど方式にした。やっぱり直火のパワーで、1時間ほどでペール缶いっぱいの水はお湯になった。

篠笛よりちょっと長めに切った竹を入れて、浮き上がり防止の石で押さえて1時間ほど煮沸。さらに竹を上下逆さにして(もっと深い缶か細長い容器があるとよかったのだが)1時間煮沸。無事完了。

竹を取り出して陰干しして乾燥させる。十分乾燥させてから篠笛にしていく。乾燥期間は、私はだいたい2年をめどにしているがもっと長いほうがいいんだろうと思う。
これまでは祭りで使う篠笛を、子どもたちと一緒に作ってきた。ところが祭り前の4月に私がセミナーツアーでぜんぜん小浜にいられなくなり、笛作りができなくなっている。せめて3月中に最低限作っておいてあげたいと思うのだが。
まあこれでまた乾かして保存し、いずれ祭りなり他のイベントなりで使えればいいかなと思う。イベントで「引き出し」を開けようと思うと、いろんな仕込みがしてないといけないのですよ。

竹を煮たあとの煮汁。別に炭を作ったわけでもないし、100度程度で煮ただけだから、竹酢液とは違うんだろうな。これに防腐効果なんかあると嬉しいんだが。とりあえずとっとくことにしよう。

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