江戸時代に日本の二大産地のひとつとされ、昭和30年代まであちこちに「ころび畑」があった。「ころび」はこのあたりでのアブラギリの俗称である。
種は圧搾して油が取れ、かつては撥水剤に使ったようだが今ではニスとして少ないが付加価値需要があるようだ。バイオディーゼルなんかも考えられるかもしれない。
葉っぱは微毒があるため抗菌作用があるらしく、餅や寿司を巻くのに使っている地域があるようだ。
木は炭にすると高級研磨炭に使え、またヒラタケなどのキノコ原木に使えるらしい。
これがアブラギリ。日当たりのいいところにはどこでも生える。 微毒があるためか鹿も食べないので我物顔で繁茂している。 |
アブラギリの実。とにかくたくさん落ちている。 |
実も集めないといけないのだが、ぜひ地域の人たちに協力してもらおうと企み、チラシを作って撒いてみた。
これがチラシ。日程が厳しかったので Wordで突貫で作ったものを使った。 |
若狭東高校の駐車場にカゴを置いた。ネットは農業用のネットを 2つ折りにして、ヒモで結び合わせて袋状にしたもの。「ころびの 実を集めています。」はA3プリントアウトをラミネートしたものだ。 |
説明書きも書いておいた。嬉しいことに始めてすぐに どなたかがスーパーの袋にいっぱい入れてくれた。 我々も「サクラ」として入れているが、たとえ一人でも 呼応してくれた人が地元にいてくれたことが嬉しい。 |
・「種の部」…若狭東高校による発表と圧搾実演
・「葉の部」…葉寿司の活動紹介など(県内先進地で活動している方による)
・「樹の部」…きのこ栽培について講演と栽培セット配布(福井県林業課による)
という構成。うーん楽しみだ。
残念なことは「ころび」の実は食べられないので酒のつまみにはならないことだな。^o^;
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