2012年7月15日日曜日

与作は紙を押す

上根来の朝は鳥の鳴き声だけが聞こえる。
こういうところに住んでいると、生活リズムはぐっと改善しそうに思う。^^;
標高300mの早朝は空気が凛としていて気持ちがいい。
とりあえず荷物を片付けて帰宅。
添削はもちろん、たまっていた事務処理などもしながら過ごした。

夕方、一区切りついたので「紙薪」に挑戦。相変わらず落ち着きがない男なのだ。

これが今度購入した紙薪を作る器具。「紙与作」という、あまり意味がよくわからない「紙薪つくり器」である。確か4,000円台だった。

構造はシンプル。器の中に水で濡らしてちぎった新聞を入れ、手前の枠を上から押し付け、ハンドルで思いっきり押し込んで紙を固めるわけだ。

まずはバケルに水を張る。味噌作り用のでかいバケツを使ってみた。

 新聞を1枚ずつ丸めて入れる。1回に20枚くらい使う。つまり80面分ですね。日経新聞がだいたい40面なのでこれを2日分だ。

水をたっぷり吸って柔らかくなった新聞をちぎって入れていく。20枚分入れると山盛りになる。最初はちぎっていたが、途中から両手で揉んで繊維をちぎって団子状にしていった。

枠を乗せて、ハンドルをクロスさせ、これを両手でぎゅーっと下げて水を絞り出す。単純なのだ。

水が絞り出されてくる。最後のほうは膝も使って全体重をかけてぎゅーっと絞った。

枠をのけるとこんな感じで、思いっきり押し固められている。そして両側の取っ手を使って容器そのものを取り出す。

こんな感じで押し固められたケーキみたいになります。そんなに固くはない。

軍手を比べるとわかるが、けっこう大きい。これを7~10日程度乾燥させて出来上がりだそうな。

新聞を水に浸けて30分ほど添削して時間をつぶして押し固めて…を繰り返し、今日は4個作ってみた。試作品ですね。
木の薪の補助材の感覚で使うといいらしい。どんな燃え方をするだろうか。
問題は、この暑い真夏にどこで薪を燃やすなんてことをするかだなあ。^^;

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