2011年5月15日日曜日

これぞ技術者交流の醍醐味

セミナーも終わり、研修&観光の1日となった。
県外講師7名、でいごの会7名の合計14名で車3台に分乗して出発。

 まずは昨年と同じく普天間基地を見渡せる高台へ。展望台は観光客でごった返していた。いやあ、鈴なりとはこのことである。
街の向こうに広がる普天間基地。ここは琉球石灰岩台地の上でもある。このため、基地に降った雨は写真左側、台地の裾部に湧水として湧き出している。
 これがその湧水。雨の後ということもあるのか、ちょっと驚くほど豊富な水量。ただし水質は基地の下水なんかも入り込んでいる可能性があるので…?
 湧水の前で都市計画関連図面を広げて説明を受ける。湧水を見に行こうということにせよ、こういうことにせよ、自分や家族友人たちとだけで観光に来たのでは絶対に経験できないことだ。
湧水下流側には水芋(田芋。我々には里芋にしか見えない)が栽培されている。
さらに見渡せば非常に興味深い生態系がありそうな一帯。しかしここは区画整理事業の対象となっている。
次に嘉手納基地を見に、かでな道の駅へ。


ここでは飛行場を一望でき、離発着する戦闘機の爆音も体験できる。館内の説明コーナーがなかなかよかった。
さらに名護市へと向かうと、道の真ん中に大きなガジュマルがわーっと広がっていた。


なんとかのガジュマルといったと思うが、忘れてしまった。気根がヒゲのように垂れ下がり、これが地面につくと幹になって、自分自身を支えながら横に広がっていく。すごい木だなあと思う。
見ると、フクギを気根で取り囲んでしまったりしている。さらにオオタニワタリが寄生していた。


昼食は宮里そばでソーキそば。13日の守礼そばとはまたぜんぜん違う、かつおぶしが効いたダシがうまい。
ここで2班に分かれ、昨年来ていない人たちは美ら海水族館や今帰仁へ。我々昨年度経験組は東海岸へ。辺野古移転で有名になった「ジュゴンの海」を見に行った。



県道から外れ、未舗装の山道を入り込み、さらに10分ほど歩くと素晴らしい海が見渡せるところに出た。これも自分たちだけで観光に来たのでは絶対に来ることができないところ、見ることができない光景だ。なんだかずっとここで広い風景を眺めていたい気分になる。
続いてマングローブの林を見に行った。

河口付近に広がるヒルギの森


木道橋の遊歩道が整備されている

マングローブならではの光景

白く点々と見えるのはシオマネキ
カヌーを楽しむ人たち
沖縄ならではの光景にしばし見とれる。時間が迫り、さらに小雨も降ってきたので切り上げ。ここもいつか本当にゆっくりと来たいところだ。
来た道に戻り、美ら海班と合流して那覇へ。合流待ちのちょっとした空き時間が名護の道の駅でとれたので、しこしこと添削。ぼんやりする時間がないのが悩みの種かな。
ホテルに戻って解散。沖縄でいごの会のみなさん、本当にありがとうございました。心から感謝します。
思えば一昨年、知床や沖縄など、自分の馴染みのある世界からかけ離れた世界を、それも技術者に説明してもらって見て回ることが、視野を広げてくれたり心の交流ができたり、本当に充実感をもてる素晴らしいものだと実感して、これはみんなにも味わってもらいたいと思って技術者交流を始めたのだが、どんどん拡大して素晴らしいものになってきていると思う。
これからもずっと続けましょう!

県外講師組7人で、最後の夜はステーキでも食うかということになり、ステーキハウスへ。私は200gのステーキ。
その後、国際通りでおみやげを買って、最後にまたまた沖縄そばで締め。(飲んでないのに^o^;)

久々に酔わずに早めにホテルに帰れたので添削やメール処理。今日は添削依頼が20件以上来た。こちらがほぼ同時に大勢に出題したから、その後の日曜日にはどさっと来るだろうとは思っていたが、ここまでとは…ToT
結局寝不足解消は九州に行ってからになりそうだ。

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