池袋に着くと、今度は埼京線ダイヤが混乱しているようでホームでずいぶん待ってから新宿湘南ラインで大宮駅へ。新幹線までまだ1時間ほどあるので朝食を食べようと西口に出たらペデストリアンデッキになっていてよくわからない。
東口に回って吉野家を見つけ、牛鍋丼でやくざな朝食をすませた。ふと見るとマクドナルドがあるので、ここでコーヒーを飲みつつ添削を少し進めて時間をつぶした。なら最初からマクドナルドで朝食もまとめてすませろよと思うかもしれないが、どうも私はパンの朝食は苦手で、お腹に収まりが悪いのだ。
新潟までの電車はMaxとき。おお、前から2階席に乗りたかったのだ。(^o^)
発車してすぐにPCを取り出し添削をしていると、やがて山岳地帯へ入った。そこから長~~~~~いトンネル。
やがて新潟県に入ると、そこは雪国だった。4月の後半とは到底思えない光景に驚く。越後湯沢は冷たい雨が降っていた。
駅を出るとまもなくまた長~~~~~いトンネル。東海道以外の新幹線はトンネルが多いが、上越は「多い」のではなく「長い」。
やがてトンネルをぬけるとまもなく浦佐。雪が田んぼを覆っている。それでも家々は雪をかぶってはいない。雪国の春の風景なのだろう。
浦佐駅を出るとすぐにまた長~~~~~いトンネル。トンネル→駅→トンネル→駅→トンネルというシンプルな繰り返しだ。こういうところに新幹線を通すのはまさに力技で、田中角栄恐るべしというところだろう。しかしこのようなどかんとしたプロジェクトがなければ技術力の進歩も難しくなるということも確かだろう。
ようやくトンネルをぬけると、雪は消え、広い平野が広がっていた。長岡だ。しかし相変わらず空は雪雲とも雨雲ともつかない重たそうな雲に覆われ、冷たそうな雨が降っている。
長岡の市街地は広い。高い建物は駅周辺に集中して、それ以外はあまり高い建物がないせいか、やたらと広く感じる。
トンネルと駅の繰り返しはこれでおしまい。あとはひたすら広い越後平野を進む。広い広い田んぼの向こうに地平線がかすみ、重たい空とくっついている。
新潟大学にいたころ、雪の積もった吹雪の北陸道を、スパイクタイヤ+チェーンという多重装備でごとごとと50キロくらいでもがき進んでいたら、吹雪などなにするものぞというイキオイでばひゅーんと新幹線が突っ走っていくのをみてボーゼンとしたことがある。
レールに熱線が入っているので雪は平気なんだと誰かが教えてくれた。やっぱり力技だ。
そういえばあのころは「こだま」相当のものが「とき」で、「ひかり」相当のものが「おけさ」といったと思う(駅が近くなると「佐渡おけさ」が流れていた記憶がある)けれど、今は「とき」だけなのだろうか。
新潟にいた2年間をぼんやり思い出していると、だんだん田んぼから街に風景が変わり、やがて新潟駅に着いた。
駅ビルの中で、なつかしいタレカツ丼を食べた。福井は「ソースカツ丼」が地元の味だが、新潟は醤油ダレを使ったタレカツ丼。記憶の中でソースカツ丼とごっちゃになっていたのだが、福井のソースカツ丼ほど味がしつこくなかった記憶があったので、なんでだろうとずっと思っていたのだが、今日になってわかった。
午後、新潟のkuniさんの会社で講義。これで出願筆記試験セミナーは最後の講義となる。
ツアー最後の講義が終わる瞬間は、なんともいえない安堵感があって好きだ。
終了後、いったんホテルへ。ほっとしたせいか、疲れが出たのかベッドで少し寝てしまい、kuniさん&kuniさんの会社の方との会食に5分遅れてしまった。
技術屋同士の会食は技術の話に終始する。これもまた愉しからずや。
9時前にホテルに戻り、洗濯や入浴の合間にメール処理・添削結果送信・ブログの3点セット。
明日はようやく帰宅だ。
「とき」と「あさひ」が初めの名前です!「おけさ」は候補には挙がっていたとは思いますが、採用されていませんぞ!
返信削除大宮の西口正面の細い道のところに吉野家があります。デッキから見えないかも?東口の吉野家の通りを少し左手(東京と反対方向)に行くと松屋があります。多分、駅から降りてきたところのマクドに行かれたのでしょうが、そちらは狭いです。高島屋やカラオケ店の並び(駅前広場の角)のマックの方が断然広いです。
あっ、そうだ。あさひだ!でもその名前もなくなったような?
返信削除