2012年4月25日水曜日

いいえ世間に負けた

今日は久々のオフ。ゆっくり起きて朝食はブランチにしてしまうことにしてコーヒーを飲みながら机に向かう。ツアーの後は事務処理がたまっているからね。
そのまま添削やセミナーテキスト編集などに移行してずっとデスクワーク。いいかげん飽きてきたのと暖かい穏やかな天気なので、久々に車を運転して出かけた。
少し買い物をして頼んであったジャケットを取りに行って、いい気分で走っていたら、
「げ、今年の活動用のススキを採ってない」
と気がついた。
火起こし体験にはガマの穂とススキの穂が欠かせない。ガマは一度に使う量がたかがしれているからいいのだが、ススキは1回の活動で大袋1つ分くらい使ってしまう。今年の穂が出てくると去年の穂はなくなってしまうから、今のうちに採っておかないとまずいのだ。
あちこち走って穂が残るススキが群生しているところを探して、剪定用ハサミで穂を刈取り、大きなごみ袋に入れていく。
はた目には実にアヤシイ。まして山菜シーズンだけに。写真の場所はすぐ横に竹林があり、ちょうど頭を出したばかりのタケノコがいっぱいあって、これはもう実に目の毒である。
しかし今日は時間がたっぷりあるわけではないから(早く帰って添削をしないといけないのだ)、もうルーチンワークで手早くずんずん作業を進めた。
こういう穏やかな暖かい日に、ふわんとした気持ちで無心で外作業をするというのは楽しいものなのだが、それができないのがちょっと残念。やはり1日24時間では足りない。

それでも気持ちよく1時間ちょっと作業をして、うっすらと、いやもう少しはっきりと汗をかいて帰宅。
こういう季節がずんずん進んでいく時期に、それに目もくれずに電車や飛行機で移動しまくって、部屋の中で講義とか添削をしている日々というのは、やりがいはあるけれど豊かとはいえないのかもしれないなあと感じる。
おそらく今の時期に毎日外に出ていると、季節の移り変わりがはっきりわかるのだろう。風の肌触りとか緑の色合いとか水のぬるみとか、いろんな季節の現れを発見する喜びもまた格別なのだろうな。
そういうものに寄り添いながら地に足をつけて日々を送る生活もまた憧れるのだけれど、それはきっと「ないものねだり」なところもあって、そうなったらなったで日々ぐいぐいと日本中を移動していく生活に憧れたりもするのだろう。

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