最後のお客様

今日はちょっと変則的に、朝と夜が模擬面接で昼はオフ。なんとなれば、この時期に与左衛門宿泊者が9人もいたからである。忘年会をしにわざわざ上根来まで来てくれるということで、できるだけのことをせねばなるまい。
少しでも寒くないようにと、与左衛門にはコタツやアンカ、電気ストーブなどが備えてあり、助太郎には電気ストーブやファンヒーターが備えてある。両方の家にある囲炉裏のために炭の準備もおさおさ怠りない。
午後、雑用を済ませて上根来に行くと、予定より早く到着した皆さんが忘年会の準備に忙しそうにしておられた。
ああそうか、ここは非日常の場なのだなと気がついて、こんな寒々とした時期に来ていただけることに得心がいった。山を愛する人たちが一年の活動や交流の締めくくりに上根来を選んでいただけたことに心から感謝である。
ものすごく満たされた気持ちで下山し、夜の模擬面接。終わった後の疲れが今日はなんだか心地よい。

風呂に入ってパジャマに着替えればもう真夜中である。ぐだぐだと飲んでいたら鈴が膝の上で眠っていた。