2022年2月26日土曜日

山口県にちゃんと泊まる

山口県に一泊二日の短い旅に出る。
山口県には2015年11月に新下関駅の近くに泊まったきりである。47都道府県の中で山口県だけ止まったことがなかったので、移動途中にただ泊まるだけの目的で泊まったのである。^o^;
今回は企業セミナーだから、初めて目的を持って泊まることになる。無目的で泊まったのは他に長野県があるが、温泉宿に泊まったから「温泉に入るために泊まった」といえなくもないので、本当の無目的は山口県だけだったのだ。
午前中に到着するため、6時半前の電車に乗る予定だったのだが、なんてことだほとんど寝られなかった。私は睡眠時間を確認するためにスマートウォッチをしたままで眠っているのだが、睡眠時間ゼロと出ている。うとうとはしたと思うのだが…
で、まあ時間もあることだし、敦賀での乗り換え時間が3分しかないからもし小浜線の電車が遅れたらどうしようもないので、予定より早く5時10分の始発で行くことにした。

小浜線の始発なんて誰が乗るんだ?と思っていたが案の定誰も乗っていない。結局私の乗っていた二両目には最後まで2人しか乗っていなかった。
思えば始発に乗るのはこれが初めてではなく、たしか中学生か高校生のころ一度乗った。部活の関係だったろうか。行商のおばちゃんが乗っていた記憶がある。いや、それは夢か?
ともかく自宅から駅まで凍てついた道を歩いてきたので体が冷え切っており、ダウンを着たままでヒソヒソ声で口述添削しながら座っていると、上中あたりで何やら天井の電灯がチカチカっとしてふっと消えた。すぐにまた点いたが、交流直流切り替えでもないし、なんで?と思っていたら徐行を始めた。
げ、まさか故障か?と思っていたら車内アナウンスで架線に霜が降りているため電気がうまく流れないのだという。さすがは若狭のチベット・上中である。
結局三方あたりから安定したのか速度も上がってきたが、この時点で3分遅れ。たっぷり時間に余裕がある始発でよかっった。
やれやれと思っていると、東美浜の先で急停車。今度は「シカに衝突しました」とアナウンス。よくあることなのでそのこと自体は驚きはしなのだが、運転士が二両目の後ろまで小走りにやってきて(ワンマン電車だから運転士が何から何までやらなければならない。ご苦労さんだなあ)、車掌室から電話している。シカがまだ生きていて、線路のすぐ横で歩けなくなって首だけ動かしているというのだ。見てみたいとも思ったが迷惑だろうからやめておく。というより、運転士が電話報告する内容が十分リアルなので見なくても状況はよくわかる。
結局10分以上遅れて敦賀駅到着。これから日の出だから架線の霜は悪化するだろうし、おまけに線路脇にシカが動けなくなっている。死んでいればまだしも生きているのでヘタに動かそうとすると暴れるかもしれない。ますますもって始発で来てよかった。
サンダーバードの発車時刻までは1時間以上あるし、まだ6時半だから店も開いてないので、アーケード街を徘徊添削。寒いけどね。

敦賀駅で朝食のうどんを食って、サンダーバードで出発。やはり乗る予定だった小浜線は到着していなかった。うーむ、白ヒゲ危機一髪。
その後は順調に乗り換え、山口県は山陽小野田市へ。先方の皆さんと会ってうまい魚の昼食。
午後、3時間の講義。初めてお話しする人たちにはあれもこれも伝えたいことがあって、なかなか時間に収まらない。途中かなりスキップしつつ、10分オーバーで終了。
宇部市に移動して食事。山口県は20日にマンボウ解禁済みである。

やはり山口県といえばふぐだが、白子がうまい。

クジラも有名だとのこと。竜田揚げ。
地元の日本酒も飲んで、いやー、楽しい時間でした。本当に皆さんありがとうございました。

とりあえずホテルにチェックインして、歩いて宇部興産の工場を見に行った。工場夜景っていいよね。酔ったイキオイもあるのだけれど、けっこう歩いたようだ。
それでも瀬戸内だからしみこんでくるような寒さはなく、気持ちいい酔い覚ましの散歩になった。
ホテルに戻って風呂に入り、寝不足もあってストンと寝た。

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