…いったい何がおこったのであるか。なぜ毎日どんどん寒くなっていくのであるか。
こりゃあいよいよウルトラダウンの出番かなあと思いつつ、なんとかジャケットだけ着て大分を後にした。
ソニックで博多へ。いつも言っていることだが、JR九州の電車は車両といい内装といい、センスがいい。マイペースでPC仕事をしつつ、昼前に博多に到着。そのまま地下鉄で天神へ。
寒々とした空。どうやら雨が降った後らしい。途中で博多とんこつラーメンを食べて体を温めて会場へ。
午後2時から模擬面接開始。6時前に休憩で夕食を食べに外へ出ようとしたが、あまりに寒いので会議室に戻って、とうとうウルトラダウンの出番である。今年は裾が長いダウンが出たので、これの着初めである。
夕食をかきこんで、9時まで再び模擬面接のあと、地下鉄で博多駅へ、さらに新幹線で新下関へ。
10時過ぎ、新下関駅で下車。がらんとしたホームを去って行く「こだま」。もうエスカレーターも電源が切ってあった。
駅前は泣きたくなるようなさみしい風景である。まあ小浜駅よりは明るいけど。
駅前のホテルにチェックインして洗濯しつつ久々の部屋風呂に入りつつ(そういえば今回の旅はここまでずっと大浴場だった)電子ブックでマンガを読んでぐだーっとした。週刊モーニングを自動配信で購読しているのですよ。週1回のぐだーっと息抜きですな。
さて、なぜ今日、午後9時まで模擬面接したあとわざわざ新幹線で、それも「こだま」に乗って、新下関まで来たかというと、ただただ「山口県に泊まる」というだけの目的だったのである。他はない。何一つない。
なにせ山口県は全国でただひとつだけ残った「まだ泊まったことがない都道府県」だったのである。
今年の元旦、私には「まだ泊まったことがない県」が4つあった。栃木県、群馬県、長野県、山口県である。
そして「まだ泊まったことがないような気がする県」が1つあった。滋賀県である。
そして6月、SUKIYAKI塾全国大会in仙台のあと、わざわざ何の用事もないのに栃木県回りで東京に戻った。その途中で川治温泉に泊まったのである。これで残り3県もしくは4県となった。
そして8月、宮崎県の帰りに、伊丹空港から小浜に直行バスが出ているにもかかわらず、わざわざ回り道して滋賀県に泊まった。これで残り3県となった。
9月、東京からまっすぐ小浜に帰ればいいものを、わざわざ東京駅から各駅停車に乗って群馬県まで行って磯部温泉に泊まった。これで残り2県となった。
そして翌日、わざわざ新幹線を途中下車して野沢温泉に泊まった。これでいよいよ残り1県となったのである。
そしてついに今日、まったく何の用事もないのに、博多に泊まっていれば明日は「のぞみ」に乗って直行で名古屋まで行けたのに、新下関→(こだま)→広島→(のぞみ)→名古屋というややこしい経路をたどってまでして、わざわざ新下関まで来て宿を取った。これで全国制覇である。信長の野望は完結したのだ。意味わからんが。
ということで、経県のスコアはめでたく191点となりました。少なくとも3ヶ月以上滞在するような都道府県は今後出てくるとは思えないので、これが我が生涯最高スコアとなることでしょう。
おそらく私と同じで、「家に帰りたくない病」です。
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