身軽な年末

片付けものをしたりして、穏やかに過ごした。
今日の午後からは雨が降り、夜からは本降りとなり、さらに大晦日には雪になるとの予報なので、午前中にぶらりと散歩。

とろりと凪いだ小浜湾だが、朝方に雨が降ったのか地面は濡れていて、あいかわらず全体に湿り気を含んだ冬の日本海側の空気である。

海浜植物が全部枯れて黄土色になった浜の風景。ああそうだ、中学生のころは外に出られるわずかな時間を惜しんでここを走ったものだった。グラウンドはぐちょぐちょで使えないから、冬はもっぱら体力作りだった。思えば第二次成長期のまっただ中に、ちょっと過負荷気味の運動を毎日して、へとへとになって帰ってバカみたいに食べてバカみたいに眠っていたのが、今の馬鹿げた長期ツアーを乗り越え、1日6時間講義をできる体力を授けてくれたのだなあと実感する。

午後、正月飾りを買った。玄関の飾りと神棚飾り、そして神棚の諸物品である。可能な限り簡素にしたいと思ってはいるのだが、「友人に年賀状を出すのをやめる」のとはレベルが違う。なんといってもカミサマだし。
その年賀状は2通だけ印刷した。子どもたちの配偶者実家宛である。これもまたこちらの都合だけで簡素化するわけにはいかない大切なお付き合いである。しかしそれ以外には一切年賀状は出さないことにした。2年前に思い切って断捨離したのは正解だったなあと思っている。
以前に比べれば、かなり身軽な年末になったのは間違いない。