2018年2月21日水曜日

やはり日本海の食

今日は金沢へ。明日の午後に講義があって、本当は明日の朝に小浜を出ても間に合うのだが、なにせこの季節だし、今年は特にJRがあてにならないので、前乗りすることにしたのだ。
まあ私がこういうことをしたときに限ってダイヤはまったく乱れず、前乗りする必要なんてぜんぜんなかったよねということになるのだが、遅れてしまうリスクに比べればなんてことない。

ところで、小浜から福井市や金沢など北陸方面に電車で行くとき、敦賀駅を出て間もなく北陸トンネルに入るのだが、これは長年「日本一長いトンネル」だったトンネルで、通過するのに普通列車で10分、特急列車で7分ほどかかる。
冬の時期には、ここを出ると一気にどかんと雪が増え、ああ北陸に来たんだなあと実感するのだが、今年は特に雪のボリューム感がすごくて驚いた。

南条駅のあたりだが、まあとにかく線路脇の雪のボリューム感がすごい。

線路脇の雪が邪魔して町のほうがあまり見えないのだが、なんというか雪のすき間に道路や駐車場があるような感じだ。
それでも福井駅周辺は、ニュースで見ていたよりずいぶん雪が少なくなっている印象を受けた。

福井駅を過ぎると九頭竜川を渡るのだが、土手の上に重機がいるように見えるよね。これ全部雪である。向こうに橋がみえるのだが、写真の左側から橋脚1つ分まで全部雪で、まあつまり土手1つ分くらい川のほうに張り出して雪捨て場になっているのだ。
まあとにかく雪害は立派な災害なのだなあということを今回は再認識した。
どこに行っても「あの」福井から大変でしたね、よく来られましたね、などと気遣っていただいたし、APEC-semiの受講生からも気遣いの言葉をたびたびいただいている。
幸いにして小浜は例年と変わらず、あるいは例年より少ないくらいで、去年の59豪雪以来という豪雪に比べると、もうぜーんぜん楽なのだが、それでも宅急便が届かなかったり、外に出るときに北陸線が使えなかったりと、交通インフラがやられてしまうとこうなるんだなあという不便を感じた。
なんとか交通インフラも清浄を取り戻して、除雪体制など様々な議論が始まっているようだが、「あんなに降ったら無理」という話も聞かれる。30年に1回クラスの大雪に対して、それでも生活が変わらないような体制をとろうと思うと、当然ながら平年並みの雪のときにはオーバースペックになる。どのあたりまでを目安にするのか、これが難しいところだね。
久々の北陸線は遅れもなく順調に運行し、午後3時前に金沢駅に到着。冬の平日のこととて人は少なかろうと思っていたが、それでもさすが金沢駅、福井駅あたりとは比べものにならない人数だ。
ホテルに早々にチェックインしてPC仕事を少しして、こういうときの贅沢で「夕方風呂」をゆったり味わい、6時前に食事に出た。
実は奈良にいる妹のだんなが単身赴任で金沢にいるのだが、そのことをここで思い出し、呼び出そうかなと思ったけれどさすがにいきないで迷惑だろうから一人居酒屋に決めた。

白えび。富山の名産だが、甘くて美味い。こういったものや刺身を食っても思うのだが、やっぱり私は日本海側の人間で、北陸の魚介類は本当に舌になじむ。全国どこにいっても海産物は美味しいと思うけれど、やはり私の舌は北陸に調律されているのだなと痛感。

「天狗舞」を飲みつつ、治部煮をいただく。加賀料理の代表格で、しみじみと美味い。
この出しにわさびを溶かした味が大好きである。

めかぶ納豆。面白い料理だなと思ってオーダー。先週の山形といい、なんだか旅先でいつも納豆を食ってるな。なかなか美味くて、クレヨンさんまっしぐらだ。
飲み物:ビールをグラス1杯とジョッキ1杯、日本酒を1合。
食べ物:突き出し、刺身1人分、白えび唐揚げ、白子天ぷら、治部煮、めかぶ納豆、おろしざるそば。
これってそんなに飲んで食べているわけでもない内容だよなあと改めて思うのだが、なんだかえらく腹が張って酔っ払ってしまって、ホテルに戻って日が変わろうという時刻まで寝てしまった。^^;

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