2015年9月1日火曜日

2学期初日に思う

今日から2学期ということで、警察の「子ども安全対策推進期間」の「県下一斉統一行動日」の活動に参加。朝7時前に警察署に集合して署長挨拶のあと、主力の防犯対は青パト巡回。我々協助員は小浜駅へ移動して非行防止のビラ配り。
まあこれ自体は警察お得意の「一斉活動」へのお付き合いのようなものなのだが、2学期初日に登校する子どもたちを見ていると、こうやって登校できている子はいいんだよな、ここに来られない子のことを考えないといけないんだよなという思いがわいてきた。

高槻の悲しい事件は、犯人が悪いのはもちろんなんだけれど、「なぜ無防備であんな時間にあんな所に」という思い、犠牲になった子らを批判するのではなく、もう帰ってこない命と逆戻りさせられない時間を考えるやるせない気持ちでの「なぜ」という思い、そういう思いを抱いた人が大部分ではないだろうか。
危険と無邪気に隣り合うようなことをしてしまう子どもたちだからこそ守らないといけない。
でも、だからといって「あれをしてはいけない、これをしてはいけない」とか「あれをしなさい、これをしなさい」では子どもは成長しない。
子どもがいろんなことを経験していろんな失敗もして、自分で生きていける大人に成長していくためには冒険も必要だ。でもそれが取り返しのつかないことになってしまいやすい世の中でもある。
だから我々は一歩下がったところ、ちょっと離れたところで、でも目を離さずに見守っていくべきなんだろうなと思う。
小浜のような田舎はめったなことはないとは思うけれど、それでも安心してはいられない社会になってきたのだから。

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