2011年9月7日水曜日

始動の秋

午後から上根来プロジェクト関連で県外のTさん、Mさんらと会い、Mさんと上根来へ。
これからどんなことをしたいのかなどずっと話していたが、自分の中に漠然と意識の内や意識の外にあるイメージを他人に説明するというのは実に貴重な機会で、まさに暗黙知の形式知化と言おうか表出化と言おうか、ちゃんと言葉とロジックで整理されるのが気持ちいい。
ただヤバイのは、こうやって表出化できてしまうと、すぐに実行してみたくてうずうずしてしまうという私の悪いクセがあることだ。

MさんをTさんがいるグレゴリー&ジョーのスタジオへ送り届け、TさんMさんと別れてから、あこ君も交えて少し雑談をしていたのだが、ふと見るとこんな時期にもう栗が落ちているじゃないか。台風でいっぱい落ちたのだそうだ。

嬉しくなっていっぱい拾った。今週の金曜日にまた我が家に集合することになっているので、栗ご飯でも食べさせてあげよう。

少しあこ君とあれこれ話したあと、今度は若狭東高校へ。やはり上根来の、「ころび」についての話である。
「ころび」とは油桐のことで、ほとんどメンテフリーで育ち、実がどっさり収穫でき、これで油を絞って売り、絞り粕も肥料として高値で売れて、上根来の冬の貴重な収入源であり、若狭油として名産でもあったらしい。
本当にどこにでもたくさん生えているので、できたら何とか商品化したいなあと思っていたところへ、若狭東高校が圧搾して油を取る試みをしているというので話を聞かせてもらいに行ったのだ。
油桐の実。椿の実にも似ているが、実はずっと柔らかい。高校ではニスとしても使ってみたらしい。
これなど本当に山の恵み、里山そのものだなあと感動。ぜひなんとか形にしてみたいなあ。

刺激をいっぱいもらって帰宅し、食事のために自転車で外へ。
北川の向こうの夕焼け。好きな光景である。

こちらは南川。夕闇の中を若狭高校ボート部のボートが上がってくる。
いよいよ始動する新しい公共支援事業の関係で、ベネ一家と会食(K君を涙目にしてまでの会食)。どうかこれからよろしくお願いいたします。
いろんなものが動き出す秋、がんばろう!

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