2019年2月25日月曜日

「かぐや」を思い出す

「はやぶさ2」が快挙を成し遂げたんだなあと思っていたら、さらに繰り返し着陸というかタッチダウンをするそうだ。成功を祈る!
初代「はやぶさ」の困難を乗り越えての帰還は多くの技術者や理科好きの子どもたちの琴線を震わせたようだが、私には「はやぶさ」の話を聞くたびに思い出す宇宙プロジェクトがある。
「かぐや」(セレーネ)である。
どんなプロジェクトだったか思い出せない人もいるだろうし、「その頃まだ小さかったから」と知らない人すらいるかもしれない。
「月周回衛星がハイビジョンカメラを積んで月面を撮影した」
私にとってのかぐやはこの一言に尽きる。

10年前、2009年の夏休み、県立大学の一室を借りて、「JAXAかぐやプロジェクトのサイエンスマネージャーを呼んでかぐやプロジェクトを紹介してもらい、自分でミニ望遠鏡を作って月を見る」というイベントを実施したのだ。(こちら
当時、私はAPEC-semiの活動を始めた初年度だった。
そうそう、ちょうどこの年のお盆からヒゲを生やし始めたから、このイベントはひげ面になってきたころだった。まあそういう時期に企画した。
「雨男のくせに天体観測イベントをやる」ってどうよという気がするのだが、まあいいじゃないか。
で、当時のブログの中にも書いてあるけど、小学校3年生のときにアポロ11号の月着陸をブラウン管が丸っこいテレビで見ていたあの「月面」を、日本の衛星がハイビジョンで映してるってすごいことだよねえ。

久々に10年前の自分の文章を読み返し、あのころの「熱さ」を思い出した。
今の自分はどうだろう。年に1回の化石教室を「年中行事」として惰性で続けてはいないか。
そりゃあトシを取ったけど、まだ体は動くし、脳味噌もボケてはいない(たぶん)。
よし、もう一度いろいろやってみよう。
新しい活動をゼロから計画するときの、あのわくわく感をもう一度感じてみよう。
年甲斐もないかもしれないけれど、何かやってみたくなってきた。

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