2018年1月17日水曜日

2ミリのシャーペン

またちょっとマニアックな話なのだけれど…

これが何かおわかりだろうか。シャーペン…まあおおむね当たりである。ただし下の2本は。下の2本はいわゆるメカニカルペンシルで、ノックすると芯が少しずつカチッカチッと出てくる。しかし上の1本は芯が出てくるのではなく、芯をホールドしている部分がゆるみ、芯が重力に従ってずるずると出てくるだけのホルダーペンシルである。
そしてこれは芯の太さが2ミリである。まあつまり普通の鉛筆の芯だけを抜き取って、シャーペンの芯にした感じである。
主に建築方面で使う。芯の先端をシャープナーで尖らせて、製図をしたりもするし現場で木材に切断線を引いたりもする。
私の持っているものは製図用も兼ねているから細身のシャーペンみたいに細いが、現場用のものはドクターグリップ並に太い。
なんでこんなものを何本も持っているかというと、最近好きだからである。

私が土木業界に入ったころは、図面もレポートも手書き主体だったため、ロットリングやぺんてるのグラフギアなどの製図用シャーペンに0.3mmと0.5mmのB芯を入れて使っていた。
ところがやがて図面はCADで、文章はパソコンで作るようになって、シャーペンの出番がぐっと減った。そうするとしっかりした線を引くという役割はなくなって、楽に文字が書けるドクターグリップを使うようになった。筆圧が小さくても書けるように0.5mmの2B芯を入れて、技術士試験ももっぱらこれで突破してきた。

そして最近はホルダーペンシルを使うことが多い。
セミナーツアーなどで外に出るときは多機能ペンに0.5mmのHB芯という面白くもおかしくもない使い方をしているが、自宅ではもっぱらこの2mmホルダーペンシルである。
いつもは写真の一番上の、昔からずっと使っている三菱ユニのホルダーペン「ユニホルダー」を使っている。もうボディの文字もかすれてしまっているくらい使い込んでいるけれど、手になじむ。
これを芯を尖らさずにメモなんかに使っているのだが、さっと手にとって、ノックなどせずすぐに書く。鉛筆と同じ感覚ですね。シャーペンのようなぐらつき感というか頼りなさもなく、快適である。書き心地がいい。ちなみに芯はHB。
真ん中のものは、これもユニのField2.0というシャーペン。ぺんてるのグラフギアに近いホールド感が気に入っている。
一番下は「東京下町」北星鉛筆の「大人の鉛筆」。昔ながらの木の鉛筆の感触がいい。長さも鉛筆と同じ。書き心地以上に見た目もいいね。
そしてどれもが六角形である。これが手になじむのですよ。

だから何だと言われても困る。こういうシャーペンの便利さと鉛筆の質実剛健さを兼ね備えた筆記用具はいいもんだという話です。ただそれだけ。

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