2011年3月15日火曜日

平穏なまちに

今日は福井市で防犯協会の理事会・総会である。
小浜駅まで車で行って通学列車の1本後に乗ったら実にもうガラガラで、ホームで電車を待っているのは5人ほど、電車の中では4人席を1人で独占。

敦賀駅はいつもと変わらぬ静かな雰囲気。ここから特急サンダーバードに乗り換えて福井へ。そういえば「雷鳥」はもう退役したのだなあ。

福井駅に着き、歩いて会場へ。予想以上に早く会議は終わったので歩いてホテルへ。
ホテルの10階から見渡す福井の町は、生暖かい空気の中でほわんと広がっていた。でも、写真左側に写っている足羽川が平成16年に氾濫して福井豪雨災害となったのだ。そんなことを考えていたら、防犯協会の会長さんの挨拶が思い出された。
「福井空襲があって、焼夷弾が降り注ぎ、焼け野原になった」
「それから数年して、福井地震があった」
「それから数年して、今度は伊勢湾台風がやってきた」
このほわんとして見えるまちは、本当に数多くの災厄を、人々の限りない力で乗り越え、今日に至っているのだ。そのことを思うとまた涙が出てきた。

夕方から、福井県内から合格したSUKIYAKI塾受講生のお祝い。18時に始めたのに終わったら0時を過ぎていた。
なんというか、今度の震災を目の当たりにして、体の中にたぎる思いがある。これをどんな形でもいいから、そのまままっすぐ、技術者の思いが世の中に直結するようにして伝えることができたらどんなにいいだろう。

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