津名の明るい朝、若干寝不足気味ながら、とにかく添削を続けないといけないので、朝から脇目もふらず添削。
やっていて思ったのだけれど、これくらい広い部屋だと息が詰まりにくくて効率が上がる。ビジネスホテルのシングルルームだと、少しデスクワークをするとすぐに息が詰まってしまうのだ。
かといって分不相応に豪華な部屋も落ち着かないので、私にはこういった国民宿舎的な宿があっているような気がした。今度書籍執筆が苦しくなってきたらこういう宿にこもろうかな。
アクアスキームさんの車に載せてもらって、土生(はぶ)の港に到着。ここから連絡船で沼島(ぬしま)に渡る。
沼島は意外なほど近くに見える、沖合4.6kmに浮かぶ周囲10kmほど、人口600人弱の小島で、古事記にある「オノコロ島」(イザナギとイザナミが鉾で海をぐるぐるかき回したら、その先から滴り落ちた塩水が固まってできた島で、2人はそこに降りて柱を左右から回って「おお、なんと麗しき姫君」「まあ、なんて凛々しい殿方」という、現代的にはええかげんにせえよ的なことをして夫婦の契りを結んだという、日本のはじまり神話の島だといわれるところである。
で、まあそれなりの意気込みをもって渡ったわけであるが、この連絡船というのがほぼ漁船と変わらない大きさでばんばん波を蹴立てて突っ走る。
ものの10分で沼島に到着。海岸通り以外には車が走れるような幅の道があまりない、静かな漁村であった。
まずは腹ごしらえ、鱧料理で有名らしい「木村屋旅館」で蛸天うどん定食をいただく。蛸の天ぷらは絶品、うどんも美味く、鯛の刺身はコリコリ。腹一杯で大満足。
まずは「おのころ神社」に行かないと沼島に来た意味がない。海岸沿いに少し行くと、倉庫の横に倒れそうな「おのこ神社」の小さな看板。うーむ、このコンクリート製の狭い階段を登っていくのか?
高齢者は絶対無理!という感じの山道を登って行くと、急な階段の上におのころ神社はひっそりとあった。なんだかでかい神社ではなくて逆にほっとした。
山を降り、沼島小中学校の横を通って上立神岩へ。岩も絶景だが、黒色片岩がごろごろした荒々しい岩磯も素晴らしく、できるならば1時間程度ここで海を眺めていたい光景だった。
集落へ戻り、街の中をうろうろ歩く。いろんなものが目に新しく、楽しい時間だった。
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八幡宮では盛大な祭りが行われ、だんじりが出る。 |
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八幡宮。階段を登る気力すでになし。^^; |
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沼島にも神宮寺があったのだ! |
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神宮寺。 |
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瓦、屋根の形、どれもが珍しい。 |
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がったりがある。 |
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がったり。 |
再びカッ飛び連絡船で淡路島に戻り、アクアスキームさんと徳島へ。
もはや気安い間柄になった(と私が勝手に思っている)徳島県技術士会の皆さんと楽しく会食。
添削がちょっと滞り気味だなあと思いつつも、気持よく酔ってホテルに戻った。
沼島ですか。私は何回も淡路島に行っているのに、まったく知りませんでした。そんなところがあったんですね。一番気になるのは、ハモです。タコも美味そう。。。いいですねぇ。
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