新しい空間、ここから何が生まれるだろう。
というより、ここから何を生み出せるだろう。
最初にボランティアセンターができたのは平成16年。あのころも厳しい情勢だとか言われていたけれど、今になって思えば、昨今の比ではない。
ある中学校の卒業式で、卒業生が「未来が見えません。しかし先生方、両親に受けた恩、温かい心だけは信じていきたい」と言ったらしいが、本当にそういう時代だ。
そういう中で「ボランティアなんて遊びにうつつを抜かして」と言われる。
人間50年というけれど、確かに残りは多くないと実感している。
そういう中で、自分という人間が世の中にどのように働きかけたりできるのだろうか、自分には何ができるのだろうかと、特にこういう大災害が起こった後では考えざるをえない。
それは結局、自分にとって大切に思うもの、譲れないものは何なのだろうかという問いでもあるかもしれない。
いい年をして「熱い思い」でもないもんだけど、何か気持ちが高ぶってこの場所を離れることができずに、午後の時間をずっとここで過ごした。
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