2022年4月9日土曜日

水の松江の春浅く

松江に来ると、早朝の徘徊が楽しみだ。今回はどの橋を通って大橋川を渡ろうか、渡ったあとはどこに行こうかと、やはり4年間暮らしてみるといろんなところを知っているので行ってみたくなる。

今回は新大橋を渡る。水の都、東洋のベニスと言われる松江ならではの早朝の光景である。毎日こんな光景が見られることの贅沢さを、ここに済んでいるときは知らなかったなあ。

人様の敷地なので、こんな写真を載せることには抵抗があるのだが、我が青春の思い出の地である。今は向こうに道路が見えているが、昔は山があった。これを切土して道路が通ったようだ。そしてその山の手前に長屋のような平屋建てがあった。私が松江に来て最初に住んだ下宿だ。

近くに廃屋となった建物があったが、これは食堂だった。時々ここで食事をした。
もう名前も忘れたが、ここで何度も食事をした。もう40年以上前のことである。
この界隈に来るといつもノスタルジックな気分になる。

ホテルへの帰路は「くにびき大橋」を渡る。学生時代にはなかった橋だ。
ホテルに戻って朝食を摂り、迎えに来ていただいた車に乗って島根大学の裏手方面へ。学生時代にはただの山だったが、今ではテクノパークなる名前のある綺麗な一帯だ。
朝から夕方まで講義をして、終了後ただちに松江駅へ。

時間があるのでちょっと麦酒をひっかけて、再び出雲そば。今度はノーマルな割子そば。
やっぱり美味いなあ。香りが強いので、これを食べた後はどこのそばも物足りなさを感じる。

松江駅から特急「スーパーおき」で倉吉へ。単線無電化の山陰線を走るディーゼル車で、そもそも2両しかない。ごおーっという音が絶えず鳴り響き、ごとごとと重々しく走る。でもこういう列車が私は好きだ
倉吉に到着したものの、お腹いっぱいなので風呂上りのビールだけ飲んで、それでも洗濯だけはわすれずやって、さっさと寝た。

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