2014年2月19日水曜日

部活の思い出

私の読書はかなり偏っていて、一時期にワンジャンルに集中する。小説からエッセイ、さらにはコミックマンガなど、脈絡がない。
エッセイなどは単発ものだからいいのだが、小説やコミックは全巻そろえないとキモチワルイので、すぐに大人買いをしてしまう。小説はまあせいぜい数冊だからまだいいが、コミックは全巻セットとなると20巻とか30巻とかすぐにいってしまう。まあたいていはヤフオクで買うから安いのだけど。
ちなみに最近(ここ2年ほどかな)に買ったものは、仁、ナニワ金融道、新ナニワ金融道、味いちもんめ、新味いちもんめ、のだめカンタービレ、哲也、キャプテン、プレイボールなど。これもまた脈絡がない。
中には時代を感じさせるものもある。「キャプテン」「プレイボール」はちばあきお(ちばてつやの実弟)だが、確か70年代だ。


コミックの表紙からして高度成長経済期からさほど経過していない時代のニオイがするのだが、主人公の家は板屋根で石が乗っていて丸いちゃぶ台でおひつからご飯をよそって食事している。
高校野球部の部室にやってきたOBも取材に来た記者もタバコをばんばん吸っているし、生徒たちだけで夜9時ごろまで練習しているし、いやあ、そういう時代でしたねえ。
そういえば私は中学のとき軟式テニス部のキャプテンだった(嘘じゃないもんね!!!)のだが、顧問の先生って練習に来たのは1回くらいのような気がする。というか誰だったかもオボロゲだ。
自分たちで勝手に練習メニューを組み立てて(というか先輩から教わったとおりにしていただけだけど)、練習の日時も自分たちで決めて、曜日なんて関係なく、テスト期間と大会の後以外は毎日やっていたように思う。後輩が言うことを聞かないと罰として校庭を10週とか20週とか走らせた。自分もよくやられたしねえ。
早朝練習のときは朝の5時くらいに学校に来て部室を開けて道具を出していたけど、ということは部室の鍵なんてかかっていなかったんだなあ。
練習でランニングのあとダッシュを繰り返したりすると、もう「空気くれ」的状態になって胸がかーっと熱くなったりしたなあ。あの感覚は中高生の時代だけの感覚だった。でもあれがその後の人生の基礎体力を作ったんだと思う。

息子が中学生になったとき、日曜日は練習がないと聞いてびっくり、朝練習も時間制限があると聞いてびっくりした。きっと練習に遅刻したからといって何kmも校庭を走らされたりもしないんだろうな。
ぐちゃぐちゃの中でエネルギッシュに働いたりスポーツしたりしていたころから比べると、今の社会は確かに「整えられた」んだろうな。私のような人間にはちょっとさみしくもあるけれど。

4 件のコメント:

  1. このようなお話を拝読すると小職も思い出しますね。
    土日も熱い日も寒い日も甲子園目指し、ボールを追いかけたことを。
    さすが、喫煙はしませんでしたが、進学校だけに赤点取ると休部でしたね。

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  2. 部活と言えば野球ですよ、オッサンは!!
    テニスなんて信じられません。今の風貌からしても(笑)

    自分は道内では名門・斜里中のエースで4番。
    (・・・実は5番)
    誰かのタイムリーエラーで負けた試合でも、その当事者を責める者皆無。
    「あの前に俺が1本打っておけば」「俺がその前に失点しなければ」
    何よりも自責で支えられた強い結束のチームワーク・・・
    昨今の実社会で忘れがちな、この清い心。
    「部活」という文字で何となく心が洗われました(^O^)
    今は他人に責任転嫁しがちな自分にカ~~~ツだ!!

    そんな名門中学でも、
    その後、甲子園レベルの高校でレギュラーを奪取したのは一握り。
    更にプロに上がる目前の人は居ても(東海4、北海、駒岩、駒苫etc.)、
    せいぜい社会人野球が関の山。現実は厳しいです(-_-;)。

    今、可能性に向かってバレーに励む次男が楽しみです(^O^)
    斜里の太古を目指して頑張らせます(古い?)

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  3. 皆さん、かつての部活自慢のようで・・・。(笑)
    今の体型からは想像できないかと思いますが、私も中学時代はなんとバスケット部のキャプテンでした。

    大学時代はアーチェリー部。
    かつての国体選手です。

    えへん。

    APECさんの、「~その後の人生の基礎体力~」のくだりは全く同じ思いです。

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  4. …なんでみんな球技?しかも似たような体型の人ばかり…
    私が言ってるのは「選手だった」ですよ。「ボールだった」じゃないですよ。

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